阿字の故郷(ふるさと) | 天宮光啓塾 生かせいのち(生き方塾)

天宮光啓塾 生かせいのち(生き方塾)

IKIKATAJUKU(天宮光啓瞑想法)や、護摩祈祷、真言動画、高野山大師教会光寿支部の活動などを投稿しています。

高野山大師教会光寿支部では、支部会員さんも募集中です。

相互礼拝、相互供養、自利利他

生かせいのち

南無大師遍照金剛

合掌

衆生は痴暗(ちあん)にして自ら覚るに由無(よしな)し 如来加持して其の歸趣(きしゅ)を示したまふ 

 

 

声字実相義(定三・三五) 

 

 

 

衆生は、本来の自分を知ることに暗く、どうすれば悟りが得られるのか、その方法を知らない。



如来はそのことをみて加持の力をもって、われわれが本来帰るべきところを示し、



そして、導いてくださっている。



みぞれ交じりの冷たい雨、



一本の真っすぐな石畳の道。



光明真言を心の中でお唱えしながら、ただ、ただ歩いて行く。




遥か遠くの昔を懐かしむように。




宇宙の真理を悟ったものを大覚という。




覚り、悟りとは何だろう。




迷いの霧、無明とは何だろうか、仏はどこにいるのか。




私たちの帰る本当の場所とは…、一体どこにあるのか。




覚りとは、私たちの心の故郷(ふるさと)に帰ること、




元いたところに“還る”こと、だけど何かが邪魔をしてもどれない。




素直になって「ただいま」、






そう言える場所がここにはある。

 

 

 

 

南無大師遍照金剛




合掌