皆さん、こんばんは。
昨日のポスト(Instagram)の『光明真言』にご質問をいただきました。
そこで、下記のとおりご回答いたします
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Q.やはりお墓などで光明真言はお唱えしない方がよろしいですか?
また、僧侶の資格を持ってない者はむやみに墓場では唱えないほうがいいのでしょうか?
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A.まず、結論からいって、基本的にはどのような場所でも問題ないと思います。
また、ちょっと唱えるだけなら、僧侶の資格の有無も……あまり気になさらなくても大丈夫かと。
ただし、お彼岸やお盆、回忌の法要などはその道のプロ、僧侶にお願いした方が安心ですね。
なお、私なりのちょっとした注意すべき点を三つほど書いておきます。
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1.時間 :「逢魔が時」(おうまがとき)や、「丑三つ時」(うしみつどき)などの時間帯は避ける。
「逢魔」(おうま)とは、魔物に出逢うとされる夕暮れ時のこと。
また、「丑三つ時」(うしみつどき)とは、悪鬼、悪霊に遭遇しやすいとされる真夜中。
深夜に真言をお唱えすることはあまりないかもですが、一応念のために(・_・;)
これらの時間帯は避けた方が無難かと。
※ 神社仏閣の参拝の時や、お寺の行事、修行などは別です。
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2.場所 : 廃屋や廃虚、自殺の名所や心霊スポット、事故・犯罪が頻発するようなところ
一般の方が、こうした場所でむやみに真言や陀羅尼、お経をお唱えするのはあまりよくありません。
特に、「光明真言」は大変な功徳(神仏からの恩恵)がございます。
その功徳にあやかろうと……、
ここでは直接書けませんが、非常に恐ろしいことが起こることも。
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3.目的や意味 : なぜ真言をお唱えするのか。
いろいろな理由があるかと存じます。
個人的には、「供養」のため、「相互供養や相互礼拝」のために。
やはり、真言をお唱えするその目的や意味をはっきりと明確にし、正しく理解することが何よりも大切だと感じます。
以上、簡単な説明ではございますが参考にしていただければ幸いです。
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五年前に母が長い闘病生活の末、この世を去りました。
その年の夏に歩き遍路へでかけてきました。
※ 四国霊場第12番札所 焼山寺へ向かう途中
八十八箇所のお寺だけでなく、いたるところでたくさんの真言や陀羅尼、お経をお唱えしました。
追善の供養となっただけでなく、私も救われました。
お盆のこの時期、お仏壇に向かい、あるいはお墓へお参りにでかけられ、
霊前に向かい、真言やお経などをお唱えされてみてはいかがでしょうか。
オンアボキャベイロシャノウマカボダラマニハンドマジンバラハラバリタヤウン
それでは、明日もまた暑くなりそうです。
皆さんも熱中症には十分にご注意くださいませ。
南無大師遍照金剛。
合掌