皆さん、こんばんは。
本日、高野山の壇上伽藍にある金堂にて、
「三密誓願音楽法会」がございました。
これは、高野山高等学校の学生の皆さんが弘法大師のご誓願を継承し、
自分自身の「行い」や「言葉」や「心」を見つめ直し(三密)を通して、
一年の目標を仏様の御前で誓うというものです。
普段、研鑽を積み重ねている声明や御詠歌などを仏前にて披露します。
列席した私たちは、献燈をすることで、自分自身の三密(行い・言葉・心)を見つめ直すとてもいい機会となりました。
「三密」(さんみつ)とは真言密教の大切な教えのひとつです。
私たちの日々の①「行い(行為・行動)」、②「言葉」、③「意(こころ)」が、
その人の未来を創造していくとされる教えです。
換言すれば、善い行い(善行)、好い言葉(好ましい言葉)、良い心(道徳心)をもってすれば、
誰でも人は本来の「幸せ」と巡り会える・・・
「三密」は仏様の智慧の光(教え)、
これからも万燈火の灯(ともしび)のように絶えることなく後世へと永久(とわ)に受け継がれていくことを切に願います。
合掌
高野山真言宗修行僧 天宮光啓 九拝