閃輝暗点(せんきあんてん)とは、眼病の一種です。
閃輝性暗点(せんきせいあんてん)ともいいます。
視覚の大部分や、視野の端の方にギザギザの形をしたギラギラと輝く模様(閃輝)などが見えたりする病気です。
この閃輝暗点は、脳の「後頭葉」という部分の血管が何らかの影響(たとえば、セロトニンの大量分泌など)で発症するとされています。
血管が収縮することよって血の流れが滞ってしまい、その影響で神経に障害が発生し引き起こされます。
その時に、とても激しい偏頭痛をともなうことも。
原因としては、喫煙や飲酒、特定の薬を服用した時などいろいろとあるそうですが、
特に、ストレスや、緊張がほぐれた時などにこうした症状が起こるそうです。
文豪、芥川龍之介もこの閃輝暗点や偏頭痛に苦しんだと聞きます。
なお、閃輝暗点が発生し時に頭痛を経験される方も少なくないようですが、
逆に、頭痛を伴わない場合がまれにあるそうです。
ただし、その時には少し注意が必要、
脳梗塞や脳腫瘍、脳の血液循環に何らかの障害が疑われますので、
頻繁に起こる方は一度きちんと医師の診断を受けた方がいいのかもです。
実は、私も年に数度か、この閃輝暗点を経験します。
私の場合は、視界の端のギザギザとした光る歯車のような模様が
だんだんと曼荼羅のような光る大きな発光体に変化し…
※ 四国霊場第六番札所 安楽寺(曼荼羅・薬師如来・阿弥陀如来)
※ 寺院での写真撮影は必ず撮影許可を得ておこなうようになさってください。
特に、長く瞑想をした後や、
ひとつの陀羅尼や真言を長時間お唱えし続けた後に起こります。
先日は、お不動様のご真言を連続で約5時間近くお唱えした後にこうした経験をしました。
その時は、ギザギザの歯車のような閃輝が曼荼羅となり、その後、大きな炎のようになって輝いておりました。
そして、それがみるみるとお不動様や倶利伽羅剣のお姿に…
病、病気とは何だろうか。
もしかしたら、私たちの精神世界や、潜在意識、
あるいは、仏性や霊性、魂、心といったものと…深く関係している…
やはり、「気」が病む、つまり、「プラーナ」(気)のめぐりが悪くなり、
さらに重篤化した状態なのかも。
※ 「病」は、具合がさらに悪くなった人が、台に横になる姿をあらわした「会意兼形声文字」です。
それでは、本日も仏道精進。
合掌