昔、中国の北⽅の塞（さい：砦）に占いの得意な翁（おきな：老人）が住んでいた。ある⽇の... View this post on Instagram 昔、中国の北⽅の塞（さい：砦）に占いの得意な翁（おきな：老人）が住んでいた。 ある⽇のこと、その塞翁（さいおう）がかわいがっていた⾺が逃げだしてしまった。 それを聞いた村人たちが塞翁を慰めに⾏くと、塞翁は「これは幸いになるだろう」といった。 それから、しばらくしたある日のこと、逃げた⾺が⽴派な駿⾺（しゅんめ）を一緒に連れて帰ってきた。村人たちがお祝いに⾏くと、塞翁は「これは災いになるだろう」といった。 それからまたしばらくしたある日のこと、塞翁の息⼦が駿⾺から落ちて⾜の⾻を折る大怪我をしてしまった。村人たちがお⾒舞いに駆けつけると、塞翁は「これは幸いになるだろう」といった。 ⼀年後、隣国との戦乱が起こり、村中の若者たちのほとんどが戦争へとかり出されてしまった。 結局、誰ひとりとして生きて帰ってくることはなかった。 塞翁の息⼦は⾜をけがしていたために兵役を免れて命が助かった。 「幸」と思えることが、後に「不幸」となることもあり、 「福」と思っていたことが「禍」となることもある。 「吉」と思っていたことが「凶」となることも、またその逆もしかりである。 合掌 皆さん、こんにちは。 ご存じの「塞翁が馬」という故事です。 「禍福は糾える縄の如し」のことわざのように、幸や不幸はまるでより合わせた縄の目のようにかわるがわる巡ってやってくる…、 不幸だと思っていたことが幸福に転じたり、幸福だと思っていたことが不幸に転じたり、成功や失敗も常にかわるがわるおとずれる。 前回の高知での瞑想会へと向かう時の話。 出発当日の朝、明け方に少し激しい雨音で目が覚めました。その瞬間、「わざわざ前日に車を洗車したのに…」と少し沈んだ気持ちになりました。 しかし、気持ちをとりなおしていざ出発。少し車を走らせると目の前には美しい虹が見えてきました。（１枚目） 古くから虹は、「虹蜺」（こうげい）といって雌雄の神聖なる竜、天の使者などとも考えられている縁起物。特に早朝の虹は吉兆のしるしともされているので、何かいいことがありそうな予感。※ 虹蜺：「虹」が雄の竜、「蜺」が雌の竜 しかし、その後、今度は四国へ入る直前の高速でまさかの通行止に遭遇（2枚目）。 結局、別のルートで遠回りしながら何とか四国へと入りました。（３、4枚目） 苦労のかいがあってか、おかげさまで高知での瞑想会も実りあるお時間を参加者の皆さま方とともに過ごす事ができました。 そして、さらにその翌日も秋晴れの素晴らしいお天気のもと気持ちよく歩き遍路もできました。 そのときに第34番札所種間寺でみかけた、（５枚目） 「六大無礙常瑜伽」（六大無礙にして常に瑜伽なり） 「四種曼荼各不離」（四種曼荼は各々離れず） 「三密加持速疾顕」（三密加持すれば速疾に顕わる） 「重重帝網名即身」（重重帝網なるを即身と名づく）。 六大とは、「地・水・火・風・空・識」（森羅万象を構成している６種の要素）、無礙とは、「なにものにもとらわれない」、瑜伽は、「ひとつになる」。 人生には、雨の降る日も、風の吹く日も、暑い日も、寒い日も、穏やかな日も、そうでない日も、いろいろとあります。 くよくよと思い悩むより、一度すべてを、この身を投げだすようにして、素直な心でおおいなるものに身をゆだねてみる… 幸せとは、不幸とは、何でしょうか。 それはいつ訪れるのか。 どこからやってくるのでしょうか。 本来の、本当の自分自身とは…一体何か。 仏はどこに。 それでは、来月は大阪での合同の瞑想会（11月24日）、再来月は高知（12月9日）での瞑想会に、東京（12月15日）は今年最後のイベントを開催いたします。 皆様方とまた素晴らしいお時間をご一緒できますことを楽しみにしております。 合掌 （各位）来月の大阪の瞑想会前日の当修行道場への来訪にあわせて前行をなされている皆様方へのご祈祷を一日に三座、３０日間（九十座）勤めている最中です。 申し訳ございませんが、メールやお電話のご返信などが大変遅くなっております。ご迷惑をおかけいたしますがご理解のほどよろしくお願いします。 前行をなされている皆様方へ。その熱意を、その情熱を、その熱い心を、必ずや天へと！！ ともに最後まで必ずやり遂げましょう！！昨日は、高知のＧさんが当修行道場にお越しくださり、一緒に無魔成満をお祈りいたしました！！ 光啓 九拝 #塞翁が馬#禍福は糾える縄の如し#六大無礙常瑜伽#四国#高知#四国遍路#歩き遍路#種間寺#四国霊場#虹#吉兆#心願#成就#成満#山川草木悉皆成仏 天宮光啓さん(@koukei_amamiya)がシェアした投稿 - 2018年Oct月28日pm11時26分PDT
