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先日、四国霊場 別格7番札所「出石寺」(しゅっせきじ)へと参拝に出かけてきた。 石出寺は、標高800メートルの金山の山頂付近に位置する古刹である。 高野山のように山深く…今にも天狗が出てきそうな、そんな神々しい荘厳な雰囲気が漂う趣のある寺院であった。 大洲(愛媛県)市街からだと県道234号、県道248号を通るルートが一般的とされている。 途中いくつか険しいところを通り抜けて山頂へと向かうことになる。 今のこの季節、歩き遍路で参拝されるお遍路さんの姿も。 歩いて山頂のお寺を目指す場合、早朝に大洲の町を後にすればお昼前までには着くことができる。 お寺の近くには「片目地蔵」とよばれるお地蔵さまが祭祀されている不思議な空間があった。 その昔から、このお地蔵様は願い事を「ひとつだけ」叶えてくれださるという。 弘法大師がこの地を訪れた際、ある仏像を石で囲って50年に一度だけ御開帳できるようになさった。 その後、江戸時代に当山の秀厳住職(中興十世)がどうしても自分が生きている間に一目その仏さまを拝顔しようと覗いてみたら… いつの間にか、片方の目は見えなくなってしまった。 後に、秀厳住職が亡くなられた時に和尚の徳を偲んで「お地蔵様」が祀られるようになった。 人々は、「片方の目の光を失ったのには何かとても深い意味が…仏さまの"おかげさま"を得た」ということで、 いつしか、村人はこのお地蔵様にお願い事をするようになったとか。 この世には、人を騙したり、欺いたり、裏切ったり、また、妬みや嫉妬、怨みや憎悪が渦巻くことも少なくない。 でも、だからといって最初から相手を疑ったり、ジロジロと偏見の目で、先入観で相手のことを差別したり、見下したり、馬鹿にしたりするのは双方において少し寂しいことのように感じる。 時には、片方の目は閉じて相手の言葉や態度、行為や言動、罪や咎を寛大に寛容に受け止めてあげることも大切になってくるのかもしれない。 お地蔵さまの祭祀されている小さなお堂の前には、家族のことや、友達、愛する人、大切な自分以外の人達の幸せを願うたくさんの願い事が石に書き留められていた。 なぜ、「ひとつ」だけのお願い事なのか。 なぜ、お地蔵さまはたくさんのお願い事ではなく、「ひとつ」だけ、何だろうか。 深山幽谷の山々にも、またひとつ「仏」の浄土があることを知った。 合掌 皆さん、こんにちは。 先日、愛媛県の大洲に行ってきました。 今回は、四国霊場別格第7番出石寺と第8番十夜ケ橋(とよがはし)を参拝させていただいてきました。 十夜ケ橋は、先の西日本豪雨の時に近くの河川が氾濫し本堂が浸水してしまったそうです。 今回、また大型の台風が近づいておりますで・・・ 甚大な被害が及ばないようにただただ切に祈るばかりです。 皆様方も今後の台風の動きには十分にご注意くださいませ。 光啓 九拝 #菩薩#仏教#仏道#精進#四国霊場#四国遍路#歩き遍路#四国霊場別格#石出寺#十夜ケ橋#愛媛#大洲#弘法大師#天宮光啓

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