「玉は琢磨(たくま)によって照車(しょうしゃ)の器と成り、人は切磋(せっさ)を待って穿犀(... 「玉は琢磨(たくま)によって照車(しょうしゃ)の器と成り、人は切磋(せっさ)を待って穿犀(せんさい)の才を致す」三教指帰巻上・亀毛先生論(定七・四六) 玉は磨くことによってその輝きがさらに増し、眩いほどに光輝く立派な宝珠となる。 私達も、自身の内なる「無限の可能性」に気づき、磨き、鍛錬することによって、 その才能を遺憾なく発揮することができるようになる。 この世に存在する目を見張るほどの美しいもの、 この世でその名を馳せた英雄と賞賛される人びと、 この世で誰からも尊敬される歴史にその名を刻む偉人達、 最初から、皆そうだったのだろうか。 人生には、人それぞれにいろいろなことがある。 楽しいことや嬉しいこと、心がワクワク、ドキドキすることばかりではけっしてない。 孤独を感じたり、劣等感にさいなまれたり、不安で心が落ち着かなくなることも、いろいろとある。 しかし、だからといって自らを卑下し、否定し、自らで自らを蔑んでいては何も見えてこないように思う。 人は、互いに励まし合い、支え合い、助け合い。 共に切磋琢磨し、それぞれが持つ素晴らしい力を認め合い、伸ばし合う。 自らを高めることで周りの人達も一緒に高め合う。 自らを磨いて鍛錬することで人は誰もがその本来の秘めた素晴らしい輝きを増すことができる。 それはまるで地中深く眠っていた金剛石(ダイヤモンド)の原石がひとつひとつ丁寧に磨き上げられ、宝石となって、人と人との心と心を繋ぎ伝える唯一無二の「プレゼント」(present)となるが如くである。 合掌 皆さん、おはようございます。 お写真の「愛染明王」の書は当方の瞑想会や法話会へと毎回ご参加くださいます書道家の飛泉先生の作品です。 先日の瞑想会で愛染明王様との仏縁を頂戴したその喜びを筆でしたためたものです。 飛泉先生に書道のコツをお伺いすると、「日々の少しずつの積み重ねが何よりも大切」。 まさに、仏道修行も同じく日々の少しずつの鍛錬や積み重が何より。 それでは、本日も一歩、また一歩、少しずつ、ちょっとずつ、慌てず、焦らず、諦めず、コツコツと、コツコツと、前進、前進。 光啓 九拝 #瞑想#瞑想会#法話#法話会#愛染明王#書道#切磋琢磨#努力#精進#修行#仏道修行 天宮光啓さん(@koukei_amamiya)がシェアした投稿 - Jan 23, 2018 at 3:37pm PST