先週末のこと、
お四国遍路へと出かけてきた。
母の一周忌を前に、父と二人して。
去年の夏、亡き母の追善供養のため一心に歩いた道。
とても長く、
厳しく、
そして、険しき道程だった。
思い起こせば、これまで・・・
両親に親孝行らしいことをした記憶があまり浮かんでこない。
むしろ逆にいろいろと心配や迷惑ばかりをかけてきた。
子供の頃、あんなに大きく見えた父の背中。
今では・・・
とても小さくみえた。
いつまでも元気でいてほしい。
母親の分も、健康でいつまでも、いつまでも。
父と母から授かった命、
この「恩」を決して忘れはしない。
父と母にはもう返しきれないけど・・・
両親に恩返しできないその分を、
これからは、世のため、人のために、
何かの形で少しでも社会の役に立ちたい。
「報恩謝徳」の厚志、
いつまでも、いつまでも、
この胸の奥に。
合掌