先のお四国遍路では、食べること、飲むこと、寝ること、
どれひとつをとってみても、いろいろな事に難儀した。
特に、その日の宿の手配にはいつも頭を悩ませた。
天候や自身の体調等で、歩ける距離も自ずと変わってくる。
出来るだけ先を進んでおきたいと思うあまり･･･
宿の予約がいつもギリギリに。
第２３番札所「薬王寺」から室戸岬を目指した時、
夕方近くまでその日の宿がなかなか決まらず大変焦ったことがあった。
そんな折りにお世話になったのが、民宿「大砂」さん。
ご主人さんのニッコリ「和顔施」（笑顔）と、女将さんの美味しい手料理がその日くたくたになった心身をリフレッシュしてくれた。
早朝まだ暗いうちに宿を後にしようとした時、
女将さんがそっとお弁当を手渡してくださった。
しばらくまだ薄暗い道をどんどんと進み･･･
潮騒の聞こえる海岸線にたどり着いたとき、見晴らしの良い場所を見つけて腰を下ろした。
先ほどのおにぎりを口いっぱいにほおばりながら、
母の言葉を思い出した。
「おにぎりは”鬼切り”、鬼（魔）を切り（払い）、無病息災、無事を祈る」・・・
旅の無事を祈って･･･
一宿一飯の恩義、
人は、誰でも一人では決して生きていない。
誰かの恩恵を受けてこの命がある。
そのことを決して忘れてはならない。
報いなければならない恩がある。
四恩に深く感謝するその心にこそ、霊性が、神仏が宿るのかもしれない。
今週末、またお四国遍路へ出かけてこようと思う。
お世話になったあの方々へご挨拶。
「報恩謝徳」（ほうおんしゃとく）。
お遍路は、恩に報い徳に謝す、恩徳に感謝する道、
思いやりの道。
神仏が宿る道。
合掌
#宿 #四国遍路 #道
どれひとつをとってみても、いろいろな事に難儀した。
特に、その日の宿の手配にはいつも頭を悩ませた。
天候や自身の体調等で、歩ける距離も自ずと変わってくる。
出来るだけ先を進んでおきたいと思うあまり･･･
宿の予約がいつもギリギリに。
第２３番札所「薬王寺」から室戸岬を目指した時、
夕方近くまでその日の宿がなかなか決まらず大変焦ったことがあった。
そんな折りにお世話になったのが、民宿「大砂」さん。
ご主人さんのニッコリ「和顔施」（笑顔）と、女将さんの美味しい手料理がその日くたくたになった心身をリフレッシュしてくれた。
早朝まだ暗いうちに宿を後にしようとした時、
女将さんがそっとお弁当を手渡してくださった。
しばらくまだ薄暗い道をどんどんと進み･･･
潮騒の聞こえる海岸線にたどり着いたとき、見晴らしの良い場所を見つけて腰を下ろした。
先ほどのおにぎりを口いっぱいにほおばりながら、
母の言葉を思い出した。
「おにぎりは”鬼切り”、鬼（魔）を切り（払い）、無病息災、無事を祈る」・・・
旅の無事を祈って･･･
一宿一飯の恩義、
人は、誰でも一人では決して生きていない。
誰かの恩恵を受けてこの命がある。
そのことを決して忘れてはならない。
報いなければならない恩がある。
四恩に深く感謝するその心にこそ、霊性が、神仏が宿るのかもしれない。
今週末、またお四国遍路へ出かけてこようと思う。
お世話になったあの方々へご挨拶。
「報恩謝徳」（ほうおんしゃとく）。
お遍路は、恩に報い徳に謝す、恩徳に感謝する道、
思いやりの道。
神仏が宿る道。
合掌
#宿 #四国遍路 #道