先日、大阪での「密教ヨガ」(密教呼吸瞑想法)がございました。
いつものことですが・・・本当、お時間があっという間に過ぎて。
ちょうどお彼岸の中日といこともあって、
講義後は、後ろ髪を引かれながらもまた急ぎながら次の場所へと。
メンバーの皆様方との会食が出来なかったこと非常に心残りでした。
今度は、お花見などのイベントを兼ねて、
あらためて楽しい親睦会を催したいですね(^-^)
ところで、「彼岸」とはサンスクリット語「paramita(波羅蜜多)」の漢訳、「到彼岸」の略語です。
その昔、「彼岸」(極楽浄土)は西方の遥か彼方(かなた)にあると考えられておりました。

春分と秋分には、太陽が真東から昇り真西に沈みます。

沈むゆく太陽を礼拝し、「彼岸」、極楽浄土を想い、
そうした「常世の国」へ生まれ変わることを切に願い。
「彼岸」とは修行によって迷いを脱し、
修行によって迷いの「此岸」(現実のこの世)を渡りきり「悟りの境地」。
現実のこの世(此岸)は、まさに煩悩に苦しむ「火宅」(かたく)なり。
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※ 火宅(かたく)
仏語。煩悩(ぼんのう)や苦しみに満ちたこの世を、火炎に包まれた家にたとえた語。
法華経の譬喩品(ひゆぼん)に説く。現世。娑婆(しゃば)。
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さあ、いよいよ来月、記念すべき初の「お四国遍路」、
心、魂を共に磨く素晴らしい修行の旅といたしましょう。
「眼・耳・鼻・舌・身・意」、六根を、五感を解き放ち、
空・風・光・潮騒・海、大自然の大いなる営みの中、
真実の、希望の「光」を探しに。
合掌