皆さん、こんばんは。
今日は、午後から少し時間を見つけてある場所へ。
勇壮にそびえたつ大鳥居をくぐり、
拝殿へと、
粛々とした清浄なる・・・
まるで時間が静止したかのような静寂がそこには。
ふと、ある「詩」が思い出されました。
『 いのちなき砂のかなしさよ さらさらと握れば指の間より落つ 』
ご存知の方も多いと思いますが、これは歌人 石川啄木の名詩です。
私達は、この世に「命」を授かり、生まれ出でた瞬間から、
誰もが「死」とは無関係ではございません。
「命」とは一体何でしょうか。
私達がこの世に「命」を与えられ生まれてきた本当の理由とは、何か。
握りこぶしいっぱいに掴んだ砂が指の間からどんどんとこぼれ落ちる・・・
ただ刹那に時間だけが無情に過ぎ去っていく、人の一生の儚さ・・・
「諸行無常」なのでしょうか。
二週間ほど前、ちょうど「母の日」がございました。
今年は、闘病の母親の姿がそこにはあり、
家族全員が揃い例年のように、とはいきませんでしたが・・・
『 たはむれに母を背負いて そのあまりに軽きに泣きて 三歩あゆまず 』
お母さん、この世に命を授けてくれてありがとう。
「命」の大切さ、その素晴らしさ、
そして、人生の生きる喜び、また哀しみも、
生きること、その「輝き」を教えてくれてありがとう。
その尊き教えに従い、
これからもこの授かりし勇気を胸に、
勇往邁進、さらに精進していく所存です。
父母の恩は、山よりも高く海よりも深し・・・
我、その恩に報い奉らん。
合掌
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