日本の仏教は、
大陸から伝わってきたものです。
ただし、日本には古来から神道(しんとう)や
自然崇拝(アニミズム)などがの民族宗教がありました。
神道は、文字通り神の道です。
これを簡単に分かりやすくいえば
山、海、川、それに、草や木々、
さらに、道端に転がる石までにも
神秘的な神の力を見いだし敬い崇拝することです。
また、祖先や亡くなった偉人を奉り尊崇したのが、
神道の始まりとされています。
それが現在の「八百万(やおおろず)の神」のゆえんとなり、
やがて、伝来してきた仏教と習合(しゅうごう)し、
今日の私たちが触れる日本の仏教の基礎となりました。
したがって、私のような輩がいうのもなんですが、
インド初期の仏教とは、少し異なるものです。
ただし、多くの人々の心のよりどころとなっていることは
間違いないようですね。
ですから、経本を畳の上や床の上に直接おくことは
大変に憚(はばか)られるのです。
そして、経本を読もうとする時は
「一度頂いて」から、経本を開けます。
*(経本を両手で持って頂戴する格好)
まさに、「礼に始まり、礼に終わる」
これも、我が国の仏教の特徴、良いところかもしれませんね^^
合掌