最近は、僧侶の派遣なるものが
そう珍しくない時代になってきました。
お葬式、回忌の法会など
僧侶に出張してもらって、お仏壇やお位牌の前で
お経をお唱えしてもらうサービスです。
それでは、なぜ人が亡くなった時、
あるいは、故人に対して僧侶に読経をお願いするのでしょうか。
ひとつには、お経が仏教の開祖釈迦牟尼世尊(お釈迦さま)の
大いなる悟り(大悟成道・だいごじょうどう)
に基づく真理を秘められた非常に有難い言葉だからです。
そして、それは言霊(ことだま)のように不思議な力を
秘めていると考えられているからです。
したがって、お経をあげて故人の追善の供養をすることは
とても意味深いものだといえます。
ただし・・・
そのお経をお唱えする者が、
いくら僧侶であったとしても
邪(よこしま)な考え方をもっていたり、
また、仏の慈悲心を感じぬ輩であるなら・・・
お経は、ただの文字にしかすぎないのではないのでしょうか。
合掌