好きで好きでしかたないんだよね~ 第五十三話 本編 | jijitosanaのブログ「好きで好きでしかたないんだよね~」

jijitosanaのブログ「好きで好きでしかたないんだよね~」

俺の人生捨てたもんじゃない!
世のくたびれたオッさんども!幸せを掴みに行こう!!
痛快純愛活劇!

 

  偶然

 

この物語はノンフィクションに基づく

壮大な恋愛活劇である。

 

メンエスの店落ち(お店の売上げ)ってどうやって集金してるか知ってる?

やっぱやめとこ。

 

今日は集金するために朝家出たんだよね。

最寄り駅に着いてお店に向かうため駅構内を歩いてたのね。

そしたらさ、なんか予感がしたんだよ。

”みどりの窓口”に大切な人が居るって。

 

これマジで予感がしたのよね!

 

お店に向かうためには”みどりの窓口”を通り過ぎていくんだけど

ホントに予感がしたから

”みどりの窓口”に入ってみたんだよ。

そしたら

 

いた!

 

あの後ろ姿は大切な人だ!

俺は声を掛けれず後ずさりして”みどりの窓口”を出てしまった。

なんで声を掛けられなかったというと

昨日のブログで

「わたし結構お腹いっぱい。www」

って言われたから

なんかストーカーみたいに追い回してると誤解されるのが嫌だったんだよね。

 

で、さも偶然を装って

”みどりの窓口”から出てきそうなタイミングで待ち受けて

ご対面した。

 

大切な人はにっこり笑って近づいてきて

「もらったICOCAが使えなかったよ。捨ててくださいって。」

「そこかよ!」

って思ったけど

「えー、ごめん、ごめん。無事定期買えたの?」

「うん、買えたよ。ほんと今来たの?」

「うん、そう」嘘ではないよな?

「やっぱご近所だね~。何するの?」

「お店に集金に。そろそろ〇〇ちゃんが出勤するんだよね。」

「じゃあ、早く行かなきゃ!じゃあまたね!」

「うん、じゃあまたね」

って別れ際に手を繋いだのであった。

 

おれは別れた後、無事集金業務を終えて帰りましたとさ。

 

で終わらず、

帰った後、

「まだ外にいる?」

ってLINEが来てたんだけど

他ごとで見てなくて

「どうした?」って返事してから俺は最寄駅に戻ったんだよね。

普通に「もう家だよ」って言えばいいのにね。

 

で結局、自己解決できたようで

俺は30分並んでラーメン食べて帰ったよ。

 

どうよ!この偶然!

 

その後のLINEでマンションの内見したいって物件が何件か送られてきた。

これはどういう意味があるんだろうか?

俺はすぐさま資料請求した。

そしたら速攻で不動産屋から電話。

内見日が決まってしまった。

その旨を大切な人に報告したら

 

「ぶちょう、仕事早い。ありがとう」って

 

でも内見を一番喜んでたのが

大切な人のお子さんだったのは言うまでもない。

 

つづく