戦奉行である景時さんに苦しめられる一行は、奥州まで逃げることになります。

奥州までの様子は九郎さんルートと同じ。

そして七章。


前半は九郎さんルートとほぼ同じです。
朔は景時さんと会って話がしたいと主人公に相談します。主人公も景時さんと話したいと思っていました。
その夜、二人で景時さんのいる、奥大道へ向かいます。

何をしに来たのか尋ねる景時さんは、仲間だった頃の景時さんとは思えないほど冷たい声(T_T)

「何か、理由があるんでしょう?」
「私、それが聞きたくて来たんです」
「君は、変わらないな 優しくて綺麗で、まっすぐだ」
「だから君には わからないのかな」

「理由が必要かい? なら、君たちが頼朝様の敵だからだ」
もう八葉ではないという景時さん。宝玉も失い、主人公と自分を繋ぐ物はもう何も無いという彼に
「景時さん、それが本心なの?本気で......」
「ごまかさないで!宝玉なんて、関係ない!」
「私は知ってる」
「景時さんは何の理由もなく こんなことする人じゃないよ!」
主人公の言葉に、景時さんの心を動かしたかと思われたその時、周囲に蛍が舞います。

何かに気づいた景時さんは、主人公に銃口を向けます。

それを牽制する譲くん。
彼は主人公たちの後を追っていたんですね。
対峙する二人。
景時さんは、自分に矢を射る事が出来るのかと譲くんに言うと、
「できます」と静かに答える譲くん。
こういう時は、迷わない人だったと言う景時さん。
短い会話の中で、お互いのことを知れるだけの時を仲間として過ごしてきたんだな...と感じることの出来るこのシーンは切なかったです(T_T)

次の瞬間、銃声が辺りに響き、肩を押さえる譲くん。
そして、将臣くんが駆けつけます。
玉は譲くんの肩を掠めたのでした。

矢は景時さんを外していました。
景時さんは、馬でその場を去ります。

譲くんに謝る朔。
しかし、譲くんの表情は何か確信したようで穏やかでした。

わざと外したのだろうという譲くん。
「諦めなくてもいいかもしれませんよ 景時さんは、まだ......」
譲くんは主人公を諦めたのかもしれん。不憫だ(´Д`)


景時さんの様子が突然変わったのには、やはり政子の存在があったようです。
鎌倉殿の命を忘れなければいいと、念を押す政子。


一行は、秀衡さんのいる伽羅御所へ向かうのですが、そこで秀衡さんの暗殺を知ります。

そして向かえる終章

秀衡さんが亡くなり、当主の座を引き継いだのは泰衡さん。
鎌倉方の要求を拒否し、最後まで戦う意思を示しました。

大社で、豪族達に力を貸してほしいという泰衡さん。
秀衡さんの‘源氏による暗殺’が、豪族たちの結束力を高めることになります。

周囲を源氏軍に囲まれた平泉。
主人公達も、源氏と、そして景時さんと戦う決断をしなくてはならない時がきたのでした。

つづく!