息子の発達のことで
初めて教育センターを訪ねてから
約一年が経ちます
これまでの事を
まとめてみることにしました
記事を書いている私は、医療従事者や専門家ではなく
ギフテッド児童を育てている、ただの主婦です
以下は、私の主観による「まとめ」と所感です
☆;:*:;☆;:*:; 前記事 ;:*:;☆;:*:;☆
ギフテッドは
「英才型」と「2E」に分類されるそうですが
わが家の場合、その「間」の気がすると思い
これまでの成長記録を綴っております
この記事では、幼稚園前後で
やって良かった事を挙げてみます
幼稚園を選ぶ時、しっかり見学を
先に簡単にまとめると
実際に足を運んで見学しつつ
「明るく元気でタフな子に育ってほしい」
「みんなが出来るように、出来てほしい」
という、親の願いや理想、ではなく
「現状の本人が、自分のままで
無理せず安心して過ごせる場所」
を探して、幼稚園を選びました
例えば、虫が怖い男の子に対して
「いや、どろんこで駆け回れたり
隣に公園があって、よく虫取りに行く
園にして、克服しよう!」
ではなく
「人工芝で、虫の出づらい園にしとこ」
みたいな感じです…
正直、自分でも、幼稚園って
近さとか、給食の有無とかで
決めちゃって良いと思ってたのですが
たまたま息子の入園の代から
幼稚園に補助金が出るようになって
私立も視野に入れられるようになったので
せっかく選択肢が広がったから
「いろいろ見てみよう!」と思ったんです
結果的に、それがラッキーでした
当時の私は、まだ
特性や発達の知識は無いながらも
息子について「少し個性的かも」と
考えていたので
まず、自由な校風を謳う園の見学に行きました
たいへん人気の私立の園で
行く前は、ほぼほぼ、
そこにしようと思ってたのですが
実際に行ってよかったです
大人の想定する「自由」と
幼稚園児の「自由」には隔たりがありました
(そりゃ、当たり前ですよね)
私の目に映った、自由な園とは
もはやカオス…!!
直感的に
「うちの子は、これは苦手だ…」と思い
そこを、検討から外しました
ここは確かに、
はつらつとしたお子様には
とても合うと思います
元気いっぱいに走り回って
思う存分大きな声を出して
一見したら混沌の中にもルールがある事を知り
周りとの兼ね合い・自分の立ち位置を考え
オンオフの切り替えも覚えて
自律した、タフで明るい子に育ちそうです
でも、なんというか…
うちの子は、そういうのが苦手というか
ちょっとまだ未熟で対応できないような?
そんなふうに感じました
そして、私はべつに
おとなしくて、一人遊びが好きな息子を
そのように改造したいワケじゃなかった
「苦手を克服し、強い子に育てる」
「みんなと同じように出来る」 ではなく
「本人の苦手なものが少ない、
そのままで居心地が良さそうな園」
に、行かせてあげたいと思いました
そのような基準で選んだ園は
幼児の集まる中では、比較的秩序があり、
元気や体力より、思いやりなどの
「心」を育むことに比重があり、
そしてお勉強や資格取得も肯定的で
息子に合っていたと思います
特にトラブルなく卒園することができ
息子もその幼稚園が今も大好きです
合理的配慮
後から考えれば、
発達のことをまだ知らないながらに
いわゆる「合理的配慮」に近いようなことを
幼少期からずっとしていたのかなと思います
例えば、息子は
タグのチクチクや服の締め付けがダメ
また、赤ちゃんの泣き声も超苦手です
やはり後から知るのですが
これらは、ASDの子によく見られる
感覚過敏の特性、またはHSCと呼ばれるものに
良く似ていますよね
私は
「それくらい我慢しなさい」
「ふつうは平気だよ、慣れなさい」
とは、あまり言いませんでした
(なんか疲れてて面倒くさい時とかは、言いました。)
基本的に、タグならすぐ取ってあげるし
(familiarはいつも泣きながら取りました・笑)
近くで乳幼児さんが騒いでいる場合
失礼のないように気をつけつつ遠ざかるか
息子にイヤホンをつけて胸に抱き込みます
慣れろ、耐えろと言うよりも
ママは味方だ、辛い気持ちをわかってくれる
お家でもお外でも、苦手なことから守られる
と、安心感を与えてあげることが
今の彼にとって、社会に出る前に
まず育むべきことだと感じていました
人によっては、
これを甘やかしだと思われる方も
いらっしゃるかと思うのですが
我が家は、これでいいと思っているし
結果的にも我が子には合っていたと
思っています
息子のような子は
人一倍不安が強かったり
色々なことに過敏だったりするようで
それは、生来の脳の個性のため
耐えさせても慣れません&治りません
そして、
その特性を持たない者が思うよりずっと
本人は苦痛に感じていると思います
一緒に寄り添って、なるべく避けるか
緩和する対処法を模索していくことが
ベストだと、今も思います
また、最近の研究では
IQが特に高い(121〜)児童は
脳の前頭前野の発達のピークが
それ以外の児童よりも遅れてくる
ことが分かってきたそうです
https://kidsna.com/magazine/article/entertainment-report-230228-00014642
どういうことかというと、高IQ児は
小学校低学年の時点では
一般的な児童より、非認知機能が未熟
だということです
最近よく
「IQばかり高くてもダメ、EQのが大事」とか
「どちらもバランスよく育てないと」
って言われたりして
高IQ児をお持ちの親御さんの中には
EQが追いついていなくて
頭を悩ませている方もいらっしゃるのでは
(うちもそうです)
でも、この実験を「正」とするなら
そもそも、高IQ児は
EQの発達がやや遅めに出来ているので
協調性、コミュニケーション能力、
自制心、忍耐力、やり抜く力などは
幼いうちは、人並みより遅れててOK
12〜13歳で発達のピークが来るから
その時に成長を促してあげるとGOOD!
ということになります
脳の発達や、認知については
どんどん新しい研究が出てくるので
育児での必要性を抜いても
個人的にも面白く
これからも情報を追っていきたいです
やって良かったこと、
もうひとつ書いている途中なのですが
書きたい情報が多すぎて散らかってしまい
長くなってしまったので
もう少し後でまた記事にします
お読みいただき、ありがとうございました