ギフテッドたちの生きづらさとは
どんなものでしょうか？
大前提に…
まず最初にお伝えしておきますが
私は、この関係の専門家ではなくて
ギフっ子を育児してる、ただの母です
このブログは、そんな、ただの母が
綴っている記事でございます
それで、表題の件につきまして
具体的に色々と書いていたのですが
どんどんボリュームばかりが増えていって
そして
そもそも、これらを理解して貰うには
ひとつ大前提があると、気づきました
それは、
「同じことをするのでも
人それぞれ、苦労の大きさは違う」
ということを、読み手の方が
ちゃんとお分かりでおられる必要がある
…って事です
これが、ちゃんとわかっている相手でないと
何を言っても伝わらない気がしました
そして逆に、これが分かっている人なら
ギフテッドの子が
「学校の勉強が、簡単すぎて辛い」と言った時
“見下してる“なんて、思わないでしょうし
“学校は勉強するところだけじゃなくて
他に色々学ぶことがある“ だなんて
見当違いなことも言わないでしょう…、、、
って思ったら
なんかもう、実は
書くことないなって思いました
また、身長に例えてみる
それでも、あえて少し書くなら
前記事で
IQは、身長に例えられることが多いと
書きましたので、またそうしてみましょう
例えば、身長が高すぎると
公共のバスや電車に乗る時には
頭を下げないとぶつかって痛い思いをしたり
たびたび、不便が生じます
それは、この社会が
「標準の人々」に合わせてできている
からです
何かが“悪い“わけではないのに
標準から大きく外れている人は
自分らしく、ありのままでは通過できない
場面に、たびたび遭遇します
自分らしく居られないというのは
誰でもとても辛いものです
身長が高い人が、扉を潜るのは一瞬ですが
学校生活は、朝8時〜15時頃まで連続し
月曜〜金曜の5日間、それが何年も続きます
ギフテッド達は、幼い頃から、その間中ずっと
「標準から外れた自分を、標準に押し込める」
という作業を、強いられ続けることになります
誰しも、学校生活は簡単ではないですが
もともと「標準」の範疇の子が
「標準」の枠組みの中で生活することと比べると
ギフテッドの方が、より苦労があるように思います
日常会話が成り立たない
一般的に、IQが20違うと
コミュニケーションが難しいと言われますが
それは本当だと、私でも感じます
知能の高低で見下している訳ではなくて
頭の回転の速さ、だけではないのです
おしゃべりしたいテーマが合わないし
作業や人生で「何を重視するか」という
価値感＆判断基準も違いますし
一つのテーマを
どこまで深く追求したいかが違うので
求めている答えが
標準的な会話の範疇外だったりして
おしゃべりが
本当に噛み合わないと思います
この、まわりのお友達と
日常の会話が噛み合わないって
かなり辛い状態だと思いませんか…
でもこれを、たった6-7歳のギフっ子が
無理して、標準に合わせるべきだとは
私は思いません
なぜなら、これは
コミュニケーションスキルのような
一度身につければ、簡単になるものではなく、
我慢すれば慣れるようなものでもなく、
その都度、心が“無理“する、
そういう類のものだと、私は感じるからです
（ちなみにギフテッドが、
自分では無駄だと思うことや
自分が興味のないことに取り組むのは
定型発達と比べて、困難を伴うそうです）
合わない相手や場所で、頑張り続けるより
合う人や場所を、頑張って探す方が
ギフテッドにとって
建設的な「頑張る」なのではないかと
私は思っていて
だから、TVで見たように
ギフテッドの子供達が、不登校を選ぶこと自体は
悪いことじゃないと思っています
ただ、いずれはその先で
仕事を見つけて、食べていけるようになるために
どこかで、頑張らなきゃですが…
無理に「標準」の社会に馴染まなくても
自分らしさを生かして輝ける場所を
息子が見つけられらばいいな、
そのお手伝い（見守り）をできるといいな、
…と思いながら、子育てしております
あれれ、なんだか、いつのまにか
自分の子育て論みたいになってしまって
すみません
