政倫審も、政党間対立実戦の場となっている。

 選挙における政党間対立を優位に進めるための追及の場であってはならない。

 

 国会議員は個人個人それぞれの選挙民によって選ばれるもので、政倫審なるもので善悪判断がなされるのはそれが選挙において大きな不利を与えるものであってはならない。

 議員自身の責任も、問われるのは選挙民からである。

 自民党総裁は、党員議員に向けて事務所管理の不十分さを厳重注意することだ。

 個人レベルに罰則を科すようなことではない。

 

 派閥の責任なども国会で論じられるものではない。

 それにしても、対象議員が違法行為を行っていたことを派閥の責任とするなど論外。

 単純な事件を「大問題だ、責任者は誰だ」等追及の場であってはならない。

 

 岸田政権も重要案件だと言い続けるだけで、憲法改正など本来の重要案件を先送りするための根拠にしているだけの腹のない政権運営に見える。

 政党間議論だ党内議論だと、方向性すら示せない政治思想は政権として ‘無能’ ということになる。

 国会議員は国民の代表であって代理人ではない。

 マスコミの世論調査で国民の8割がこう言ったあー言ったに追従するなどただの頭脳ロボット。

 

 モリカケのお粗末に続いて、花見の会の5000万円は高すぎる、国立競技場は経済性を考えろ、国葬費用は高すぎる、どれを見ても ‘けちん坊’ の騒ぎばかり。    

 何より日本人の本質にある 「美意識」 などどこにも見られない。   これも ‘戦後レジーム’ で身についた ‘貧乏人根性’ とでもいうものであろう。

 

 先日の国立競技場でのラグビー国際親善試合、途中で試合が一時中断していた。   ラグビーで一時中断とは何事かと思いきや 「雷が近づいていますので、安全のため一時試合を中断します」 とのこと。   観客も小雨降る寒さの中、黙ってうずくまっている。   これが ‘貧乏人根性’ の慣れの果て。    馬鹿げた話だ。