【椅子が1つだけの美容室】
日本にある美容室は、“約27万件”と言われていて、美容師の数は約60万人いると言われています
美容室の数はコンビニより多いとも言われていますよね。
それだけ多い美容室、美容師ですが、
似たような美容室がたくさんあるし、美容師の技術も似たようなことが意外と多い!
ぼく自身も様々な美容室に行きましたし、色々な美容室に行ってみたことのある方ほどわかることだと思います!
【美容師の技術とは全ての美容師が違う】
『美容師だから器用』『美容師だから技術が上手い』『美容師だからセンスがある』『美容師だからお洒落』ではありませんよね!
美容師でも不器用な人もいるし、美容師でも技術が無いこともあるし、美容師でもセンスが無く、お洒落ではないことも…
そういうことは感覚的なことでもあるからこそ、わからない方はわからないことで、
感覚的なことだからこそ、美容師でも、美容師でなくても関係なく、感覚がなければいくら努力してもわからないことだと思います
人によっては「美容師歴何年」と聞くと、歴が長ければ長いほど熟練した技術を持っているようにも聞こえますがそんなことはなく、
大切なのはその感覚的なことを持っているのか、持っていないのかがとても重要な職種です。
日頃来て頂いてるお客様が、遠方にお引越しや直前などの日程が合わず、たまに他の美容室に行かれることがあります
普段はぼくの全ての技術でお客様を仕上げているので、慣れて頂いているお客様ほど気づかないことでも
他店に行くと色々と気付かれることが多いそうです!
先日もお聞きしたんですが、お客様から嬉しい1言頂きました!
『荒井さんの技術が凄いのもそうだけど、荒井さんのされていることの凄さがよくわかったんです!』
美容師の技術ってわからない方にはわからないし、わかる方にはわかることだと思っています!
髪の毛のどういったことを求めてるのかにもよりますが、
『美容室に行けば髪の毛が綺麗になる』『美容師にやってもらえたら希望通りにしてくれる』
意外と必ずしもそうなるわけではないですよね!
美容室に行っても失敗されることもあれば、希望通りにならなかったり、思っていたのと違うようになったり、イメージしていたよりも短くされてしまったり…
ぼくは美容師になる前、たくさんの有名な美容室に行ってもほぼ思ったようにはなりませんでした…
“なぜか短くされてしまうことのほうがほとんど!”
帰りの電車ではその短くなり過ぎた自分を見たくないから下を向いて帰っていたのと、
早く伸びるようにと、髪の毛を引っ張っていた嫌な記憶しかありません
だからそんな方の気持ちが本当によくわかります!
今思えば、やってもらっていた全ての美容師の技術がよくなかったり、感性がなかったんだと思いますし、今の自分よりは下手だったんだと思います
有名な美容室に行っていたのに、不思議ですよね……。
美容師といっても、技術の質がどれくらいなのかは千差万別!
上手いように見えても上手くはなかったり、下手なように見えても上手い人もいます
ただ、
自分が美容師をしてきて思うのは、技術が最優先で大切なことですが、
最も重要なのは、“美容師に向いているのか?”ということと、“美のセンスがあるのか?”それと、
【感性】があるということが必要不可欠な仕事だと思います!
ぼくが美容師として今まで取り組んで来たのが、
常識を覆し、当たり前にとらわれないことです!
どんなことでも習ったこと、教わったことを忠実にできるようにするのはとても大切です
最初は誰もができないからこそ苦労しますが、できるようにがんばれば誰でもある程度はできるようになる
しかし、
その習ったこと、教わったことは必ずしも正解とは言えない!
なぜなら“基本に忠実なやり方だから”
基礎的なこと、基本的なことは所詮基礎であり、基本でしかありません
基本でしかないから当たり障りのない技術となり、良くもあり悪くもでもあり、普通でしかない!
全ての人ががんばればできるレベルというのは、プロとしての技術の底辺でしかないんです!
そこで満足している美容師はそもそも美の感性や技術のセンスは無く、感性やセンスが無いからそれ以上の努力もしない
だからそれだけの技術で止まることになりますが、
技術の差とはそこで生まれ始め、変化していくと思います!
ぼくは美容師としての技術の常識よりも、やっていて感じたことを模索し、
美容師が当たり前にやっていることに疑問を持ち、変え続けてきました!
周りや流行りなども気にはしますが、そこだけにとらわれず、自分の感覚を頼りに、自分が正しいと思う方向で取り組み続けて今に至ります!
全ての方に感じて頂けるとは思っていませんが、わかって頂いたり、感じて頂ければ幸いです。