【椅子が1つだけの美容室】
『インバウンドの方の来日数が過去最高』と言われている近年!
日本にいる外国人の方、日本に住んでいる外国人も多くなったのを誰もが感じていると思います
街、電車、バス、飲食店や百貨店、居酒屋やカフェなど…
ぼくはもともと外国人に対してあまり抵抗が無く、むしろ興味津々で英語が話せなかった時から話したかったりしていたのと、
留学や海外に住んでいた経験からも、外国人と日本人という垣根は無く、自然な光景のようにも感じています
国や言葉は違えど同じ人なわけで、抵抗を感じたりしてしまうことのほうがむしろ不自然なことですよね。
先日、
用事があり、浅草に行ったんですが
帰ってくる時に銀座線に乗ったら、ぼくが乗っていた車両はぼく以外ほとんど外国人!
違う国にいるかのように感じて、本当に来日している外国人の方が多いのを肌で感じた瞬間でもありました。
ぼくは電車に乗っている時など、人間観察をするクセがあって、常に人のことを見てしまいます!
ヘアスタイルやメイク、ファッション、出立ち、姿勢、仕草…
見た目の印象が似合っていないような方を見ると自分の中で分析することを美容師になった頃からし続けています!
“どこが似合っていないのか?”
“どこのバランスが悪いのか?”
“どうしたら良くなるのか?”
年齢が若い子なら、それなりにお洒落をして、それなりの流行り物に身を包み、流行っているヘアスタイルやメイクなどにして、そこまで外していなければ見栄えは誰でも良くなります
ですがそれは【若いから】
顔、肌、体型など、若いからこそ、そこまで大きな違いはほぼないし、年齢が見た目に出ることもあまりない!
若さである程度カバーすることができるのと、若い子を見てると大体の流行りは認識できるので、ある程度は把握できます
だからむしろつまらない……。
ぼくが気になるのはむしろ大人の見た目!
大人であればあるほど、見栄えは極端に分かれて見えるようになり、
年齢を重ねるほどバランスがより大事で、不恰好に見えたりするのもより鮮明に見た目に表れると思います!
だから見ていて楽しく、“自分ならどうするか?” 常に考えていて、
“自分ならどう変えるか?” 分析と変容させることを頭の中でイメージしていることが多いんです!
一種の職業病のような感じなのと、
個人的に美の分析をすることがとにかく好きなんですよね
それをずっとし続けてきていることで自分の仕事にも活きている気もします。
【好きこそ物の上手なれ】ということもありますし 笑
そこで最近気付いたことですが、
日本人って電車の中で鏡を見ている人ってよくいますよね?
女性だけでなく、男性でも窓に映った自分の髪の毛を直していたりする光景は若い方に限らず大人でも見ることがあります
しかし、電車の中で鏡で自分を見ている外国人は意外といない… 髪の毛を直したりしている人も見たことがない…。
電車の中でのメイクなどもずっとあまりよくないように言われていますが、必ずどこかで見るのは未だに変わりません!
『よく揺れている電車の中でできるなー』と思って見入ってしまいますが、
外国でもそれは変わらず、たまに電車の中でメイクをしている人を見たことがあります
でも外国では、リップだけとか、ワンポイントだけです
日本人でよくある、ファンデーションを塗り始めたり、アイシャドウやアイライン、リップなど、色々メイクをすることはないんですよね…
そんなことからも、日本人と外国人との自分の意識、他からの意識の違いを強く感じました!
日本人は他からの意識を気にしていることが多いですが、外国人は自分の意識が強い傾向にあると思います
日本人でも、
自分の意識でいるようでも、人に意見することはあまりしないし、
自分の意識でいるつもりでも、本当は気になるのに、気にしないようにしているだけだったり、自分で自分のことを見てみぬふりだったり、
自分の意識だとしても、そこまで自分に自信が無かったりすることも…
自分のことを鏡でそこまで頻繁に気にしているということは、自分の意識でいるというよりも、“他からの意識のほうが実は強い”ということだと思います!
自分の見られ方は自分で自分を見ているのだから自分という意識!
しかし、鏡を見て自分を見ているという行為は、
実は、“他からの自分の見られ方を意識している”ということですよね
そのことに気付いていないから、自分で自分を良いと思い込んでいるから他からの見られ方を気にしているようで出来ていない…
無意識でやっていたりするから自分では気付かない
自分では気付かないから余計にわからないことでもありますよね!
逆に外国人が自分のことを鏡で頻繁に見たりしないのは、【完全なる自分の意識】でいるということとと、
あまり細かいことや小さいことは気にならず、人からの目線など気にしていないこと、そして何かあったら人から意見される環境に慣れているってことなんだと思います
海外ではお互いで意見を言い合うことが当たり前な環境でもあるからかもしれません
たとえ外国人でも、一度や二度、家を出る時などで自分のことを鏡で見ることはあるでしょう
でも、外でも頻繁に自分のことを鏡でチェックしたりしないのは自己意識でいることができているからではないかと感じたんです!
自己意識でいる環境が日本人、日本よりも、海外のほうが当たり前のようにある
それは、“自分の意見をハッキリと相手に伝える環境”が根付いてるからでもあるかと思います
海外で生活していくには人に意見を言うことは必須ですよね
日本では相手のことを察するという素晴らしいことがあります!
言葉ではなく【感覚で感じる能力】が長けていることも
それは外国人でもいるかもしれない
しかし逆に悪く言えば、
『言われる前に気付け』『言わなくてもわかるだろ』
そんな押し付けがましい無理強いを勝手にしていることも多いにありますよね
しかし、言わなければ、言われなければわからないことがあるし、勝手にされることが有り難迷惑なこともあるのも事実
日本の教育、日本の社会がそうさせているような気もします。。。
“自分のことを自分で見る”
しかしそれは、自分もそうだったから分かりますが、意外と自分に自信が無いからのように思います
自分に自信が持てないから頻繁に自分のことをチェックする
自己意識でいるようで、自己意識では無いから自分に自信が持てず自分のことを鏡でよく見て確認してしまう
自分が正しいと思い込んでしまっているほど、他からの言葉を聞き入ることはできなくなってしまう
まさに、【自分軸という錯覚の他人軸】
感覚的なことだからこそ気付くことは難しく、自分のことだからこそ人から指摘されなければわからないことでもありますよね
ぼくはある時から常に真ん中でいることがベストであると思います!
自分軸でいると、時には自分勝手や頑固となり周りが見えなくなってしまう
他人軸でいると、他人のことばかり気にして自分よりも他人を優先して自分が見えなくなってしまう
真ん中でいられることがベストなバランスでいつも自分がいられるように思うんです
どちらにも傾かなくいられれば思考も柔軟にもなれる
深掘りしていくとそんな気がします……。