【椅子が1つだけの美容室】
日本と海外では全く異なるヘアスタイルの選択!
日本の美容室では、
自分のやってみたい、または、自分がしてみたいヘアスタイルをオーダーして美容師にやってもらうことが多いですよね
『ここをこうしたい』『ここが気になるから気にならないようにしたい』『こんな色にしてみたい』『これもしたいあれもしたい…でもこうもしてみたい』
美容師からの提案や完全に任せるといったことはほぼない…
しかし、海外の美容室では、
『毛先をこれだけ切りたい』『ちょっと整えたい』『染めたい』
お客様があまり細かいことを言わないことがほとんど!
自分の要望は伝えるけど、“あとはプロのあなたに任せる” というスタンスなんです!
ぼくは実際海外で、
“プロのあなたはどう思う?”
“プロのあなたに全て任せるわ” と、初めてお会いしたお客様でも一任して頂いていたこともありました!
それは今でも任せて頂いてることがほとんどです。
約50センチ以上バッサリカットされましたが、スタイルなどは任せて頂いてカット
日本ではお客様の要望通りに仕上げるのが一般的
でも、
海外では真逆の、“ある程度は美容師に任せる”というのが一般的!
どちらが正しくてどちらが間違っているのか?
ぼくはどちらも経験したことで、後者が正しいことであると感じています。
違うと思う方、ぼくが間違っていると思う方もいるかと思いますが、
それなら、
【どれだけのヘアスタイルを知っていますか?】
おそらくですが、お洒落が好きで色々なヘアスタイルを色々としてきた方でも、すぐにイメージできるヘアスタイルの数はせいぜい5個くらいではないでしょうか?
調べたりしたらたくさんのヘアスタイルがあることがわかりますが、
多くの日本人のヘアスタイルの決め方って、自分の好きな人や自分の周りにいる人、雑誌などを見て決めていることがほとんど!
だから似ているヘアスタイルがとても多い!
ということは、
“それだけのヘアスタイルしかイメージ出来ない”ということですよね
イメージできるヘアスタイルのバリエーションが少なければ似ているヘアスタイルばかりになるのも必然ですし、
多くの人のやってみたいヘアスタイルは、“仕上げたヘアスタイル” であって、自分で再現できるヘアスタイルは限られています(最近はストレートばかりなので再現できることも多いですが…)
誰かに相談されたり、アドバイスすることになったとしても、そこまでのバリエーションは思い付かないからこそ、
その選択数は少なく、アドバイスするにしても自分と同じような、または、人がやっているヘアスタイルだったりするわけです
それでは、お洒落ではなくダサくなってしまいますよね…?
誰かがやっているヘアスタイルが良く見えるのは、実際その人に似合っているからだったりします
それか、
似合っているようで似合っていないことが理解出来る感覚が無ければわからないことでもあると思います!
しかも、人の良く見えるヘアスタイルが自分にも似合う確率は極端に少ないし、同じように良く見えるようになることのほうが少ない
でもそれが当たり前ですよね
それなのに、人の良く見えるヘアスタイルばかり求め、自分で自分のヘアスタイルのフォーカスをそこに合わせて選択してしまうから人と同じような見た目となり、
人と同じようなヘアスタイルにしてしまうから、人と同じようになり、ダサく見えることになる…
お洒落のことがあまり好きではなく、わかっていない人ほどその選択肢が無さ過ぎることで人と同じようになり、余計にダサくなってしまうと言えると思います
洋服のブランドやバッグや靴、帽子や眼鏡やサングラスのブランドなどもあまり知らない傾向にもあることもありますよね。
自分のヘアスタイルを自分で決めることは自分のことだからこそ当然です!
わざわざ嫌いで嫌なヘアスタイルにすることはありませんよね
しかし、お洒落に疎い方、お洒落があまり好きではない方、自分のセンスに自信が無い方は
自分で自分のヘアスタイルを選択してしまうのではなく、決めてもらったり、任せるといった選択のほうが良い見た目となる確率は高くなります!
ただ、日本では特に、“どんな人に任せるのか”ってありますよね?
海外では、美容師に対してプロ目線ではあるけど、日本ではプロといっても“どれだけのプロなのか?” “プロの美容師とは?” プロの基準がわからないし、
任せるにしても、任せて変にされたくはないというのが誰にでもあります
似合わないようにもされたくもありません
ぼくも美容師になる前は、有名で、芸能人なども来ている数多くの美容室に行きました!
有名な美容室に行けば失敗はされないと思うし、理想通りにしてくれそうな期待感があります
しかし、そんなことはありませんよね
有名な美容室に行ったことのある方はわかるかと思いますが、有名だから失敗されない、理想通りにやってくれるわけでもないんです!
ぼくは散々色々な美容室に行って、理想通りになったのは1度や2度くらいしかありませんでした
ほとんどが仕上がりに納得行かず、短くなり過ぎることが多く、自分のことを鏡で見るのが嫌で嫌で、早く伸びるように髪の毛を引っ張ったりしていたほどです
ヘアスタイルを変にされるほど気分が落ち込み、嫌な気持ちになることはないですよね……。
日本の美容室では、
お客様の希望通りにすることが良い仕事、良いサービスだという風潮があります!
しかし、そのお客様の希望が似合わないスタイルや、変になってしまうことがわかっているなら
より良く見えるヘアスタイルを提案したり、より素敵な仕上がりとなるヘアスタイルにすることが良い仕事だと思いますし、
お客様がわからないことは的確なことをお伝えして、良くなるようにすることがプロとして良いサービスだと思います!
日本のヘアスタイルの選択は同じようなものが多く、同じようなものを求めるからこその選択の幅は極端に少ないんです!
だから人と同じようになってしまい、比較することになり、比較されることにもなる
その選択自体がダサいということなのではないでしょうか…
似合うヘアスタイルとは、多種多様であり、【ヘアスタイルの数は無限】です!
長さや形は似合う長さなどはなく、どんな長さにしても似合う形はあります
人に似合うものがあれば、自分にしか似合わないものもある!
だから人のことが良く見えて、自分のことも人から良く見えるようにもなる
人の良く思ってしまうことを取り入れるよりも、自分の見た目を活かすことを考えて自分の似合うを追求したほうが素敵になる近道ですよね
『人のことが良く見えるなら自分はどうすれ良く見えるのか?』
1番重要なのはそこだと思います
自分の追求って面倒に感じる方も多いですが、人と同じって自分が最もつまらなくなるだけですよね……。