【椅子が1つだけの美容室】
今年4月初めて訪れた福井!
その時に行った永平寺は噂には聞いていましたが敷地の広さにも圧倒され圧巻でした
修行されてる方もたくさんいらして、みなさんお若かったのが強く印象に残っています
永平寺に行った経緯は、
あれだけ有名ということもありますが、ぼくの父方の祖父母のお墓があるお寺が曹洞宗なんです
たまたまそのお話を聞くタイミングが福井に行く前だったので、何かのご縁を感じて行きました
それから数ヶ月、
何気なくネットを見ていたら偶然見つけた『禅と食』というイベント!
しかも曹洞宗の永平寺のイベントでした!
修行されてる方のお食事、座禅などを体験でき、座学や写経までできるということで、見た瞬間申し込み2ヶ月以上待ち、先日行ってきました
修行されてる方のお食事ってとても興味があったし、座禅なども体験したかったし、座学、曹洞宗の教えについても知りたかったんです!
そんなわけで待ちに待ったイベントは座学からスタート
永平寺を作った創始者の方の話から、“働くことの意味” “修行とは” ついて勉強になるお話でした
【働くということは生活であり、修行とは生活する上ですること、素敵な人になるということ】
自分の中でもかなり腑に落ちることがたくさんあり、自分の体感、感覚が多少は間違っていなかったようにも感じます
そしていよいよお食事!
自分でおぼん、小皿などを取りにいき、席につきます
みなさんが揃ったところで頂くわけですが、ここで人生で始めての【黙食】です!
永平寺でも黙食されているということでしたが、“なぜ黙食をするのか?” も詳しく解説して下さいます
『食べ物の経緯を感じながら食べることができるからです』
それを聞いたぼくはなるほどと思いました
普段、我々は店頭に並んでいるものを料理するだけですよね
どれが高いか、安いか、今夜は何にしよう、など、自分の視点でしか考えていない
でも、
お料理として出されたものを食べる時には、今まで様々な人の手が加わって目の前にある
今まで自炊をしてきて、生あるものを頂いてる有り難さは感じていましたが、
携わってる様々な人への感謝はあまり感じていなかった自分への反省とともに、有り難さが足りていなかったことも気付けました
食べる時は作法があり、作法をしっかりすると身が引き締まります
そして、黙食をしながら素材の有り難さや、人への感謝など、様々なことを感じて食べた後は座禅です
食べたあとなので、眠くなりながらの座禅はちょっと気持ちよく、あっという間に終わり、
その後には写経!
そして、写経のあとにはお菓子とフルーツ
頂く際にも作法があり、毎回新鮮な気持ちになります
かなりボリュームのあるイベントでお食事も全て美味しく作法までもとても勉強になりました
ただぼくが参加させて頂いて感じたのは、
理解、共感出来ることもあれば、共感できないかともあったのが正直な感想です
でもそれが当たり前ですよね!
どんなに有名で、どんなに凄い偉人のような方でも、全てのことにおいて理解できたり共感できないこともあります
だって他人だから!
『有名だから理解するようにしなければいけない、凄い人だから共感しなければいけない』
自分の考えがしっかりあるのに、思ってもいないのにわざわざ寄せた考えにしたり、自分の想いがあるのに、強制的に自ら共感しようとしたり…
それって違うように思うんです!
人はみんなそれぞれ違うからこそ、似たような考え方もあれば、違う考え方もあって当たり前
良いと思うこともあれば、悪いと思うこともあるのも当然です
共感したいのなら良いですが、全てのことに強制的に共感する必要は無いと思います
そのことに改めて感じられたイベントでもありました
永平寺に行った時、
修行している方を見た時には本当に心から尊敬の想いが込み上げてきました
現代は誰もが自由に生きられる世の中!
しかし、規則やルールの中に身を置いて集団生活をし、何年も人のため、世のために祈り、心身を鍛える
自由に生きていきたいぼくにとっては、
そんなことが出来ること、やっていることをただただ凄いと思います
色々と気付かせて頂いたイベント、参加出来て本当に良かったです
ありがとうございました。