【椅子が1つだけの美容室】
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【金髪】と【ブロンド】
意味は同じですが、似ているようで全く異なる色であると思います!
金髪と聞くと、イメージするのはどんな色でしょうか?
全て違う色なのがわかりますか?
外国人の髪色?どんな外国人の髪色?
一言で金髪と言っても様々な金髪の色があり、たくさんの金髪があります
ぼくが思っている金髪とは、ただブリーチして単色の金髪のイメージ!
日本人のほとんどの髪質はメラニン色素が濃いため、ブリーチを何度かしなければ色が抜けず金髪のようにはなりません
だから金髪にしようとするとそれだけ強い薬を使って色を抜く必要があります
ブリーチとはいわゆる【漂白】です!
漂白するからこそ、髪の毛に対しての傷みはかなりでてしまうし、傷みがあるということは、色を入れてもすぐに抜けてしまう状態ということ
髪のまとまりは悪くなり、潤いは無くなるため、質感は硬くなり、バサバサ、ゴワゴワしていきます。
逆に、
ブロンドとは、金髪のようには見えても色の抜け方が大きく変わります!
“金髪のようで金髪ではない” という表現が的確であると思います
ぼくが金髪のようにしたいお客様へご提案しているのは、
金髪というただブリーチするのではなく、何層にも色を積み重ねていく染め方です!
それぞれの違う色を重ね合わせ、1つの髪色に見せるやり方
ただブリーチするのなら時間や手間は簡単になりますが、
ご提案しているブロンドにする染め方は細かい作業となるため時間や手間がそれだけかかります
しかし、手間がそれだけかかる分、仕上がりは言わずもがなで、
輝くようなとても素敵な仕上がりとなります!
元の髪色と、色が変わっている髪色、色が抜けている髪色、
全て見ながら、それぞれの色を塗り分けて染めていくのと、細かすぎる作業のため時間が必要です
だからめんどくさがってやらない美容師もいると思います
でもぼくは、細かい作業ほど、手間や時間をかければかけるほど美は必ず仕上がりに直結することがわかっているし、
素敵になる仕上がりをイメージしながら作業しているので、楽しくて仕方ないんです!
それに、仕上がるとそのイメージ通りに綺麗になるので、嬉しくて笑っちゃうくらいになります
どんなことでもそうだと思いますが、簡単にできることほどそれだけの楽しさ、嬉しさしか感じることはできません
時間がかかり、難しく、難易度が高いことほど、感動レベルは高まり、満足度や達成感は倍以上となりますよね
そんな想いをしたいからこの仕事をずっとやっている理由の1つでもあります!
考えたら考えた分、アイデアを絞り出せた分、お客様の髪の毛は良い方向に仕上がり自分は嬉しくなり、
さらにお客様に喜んで頂けるという、ダブルでの幸せ!
こんな有り難いことはありません
ありがとうございます。