【椅子が１つだけの美容室】
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初めて行く場所って、とても緊張したりするものですよね！
気になっていてもなかなか足が向かなかったり、つい、いつものところに行ってしまったり…
いつも行動範囲がある程度決まってしまっていると、抜け出せなくなってしまうこともあるかと思います
ですが、
どんなに年齢を重ねても持っていたい好奇心！
どんなことにも興味が無くなってしまうと、日々同じことの繰り返しとなってしまう。
そうならないようにするためにも、新しいことや新しいものに触れることって大事な気がします
先日、歯医者にクリーニングで行ってきました！
歯医者って、なかなか落ち着けるような所ってありませんよね…
こちらがいくら素人だとしても、技術的なことはわかるもの！
雑な仕事をしている人や、面倒臭そうにやっている人、惰性でやっているような人、
態度や口調だけでなく、“手から感じる感覚”というものはあると思っています
今まではずっと同じ方にやって頂いてたんですが、諸事情などにより、
他でやって頂くことになり、新しいところを探して
自分が住んでいるエリアでも、たくさんの歯医者があり、いくつかのところには行ったことがありました
でも、上手だと感じた事はあまりなく、患者さんのことを考えてではなく、足元を見るかのように様々なプランを提案されて、歯医者の利益になるようなことばかり勧められたことも…
そういうのって、話している人の目を見ていればわかりますよね！
本当に考えてくれて言っているのか？
利益のことだけ考えて言っているのか？
でも、それも勉強！
“色々なところがある”ということを知るための学び
有難いと思わないとですね。
そして、感覚で行ってみようと思った２つの歯医者があり、まず1つ目の歯医者へ…
すると、あまり遅い時間まではやっておらず、行った時には終わりそうな時間でした
諦めて、気になっていた２つ目の歯医者へ…
『予約もしていないからダメかな…』と、思いながら入って聞いてみたら、なんと！今なら大丈夫ということ！
こういうことって不思議なようですが、必然なのかもしれませんよね
待っていると席に通され、部屋に入ると設備が凄い綺麗でプライベート感満載な個室！
機材なども、素人目線でもわかるくらい新しい感じでした
目を隠されて話を聞いていると、人が入れ替わり立ち替わりといった感じで、アシスタントのような方がいたり、働いている方が多い歯医者という印象
ぼくはどちらかというと、人が少ない所のほうが落ち着くし、ホッとします
『自分の感覚は間違っていたかな…』と思いながらやって頂いていました。
それで、ぼくが感じたことは、
技術的にはとても上手なように思ったんですが、繊細ではない感覚！
やって頂きながら思わず、自分の仕事、自分のお客様に対して気にしている感覚と比べてしまいました！
たまにお客様に仰って頂くことがありますが、
ぼくが最も気にしている事は
お客様の頭に対して大事に大事に接することなんです！
頭というのは、人の身体の中でもとても大事なところ
特に頭の血管は細かく無数にあると言います
それだけ『神経質にならなければいけない』と思っています。
だからお客様の頭に触れる時にはより慎重に、繊細に、とかしたりしています
カットしている時や、カラー、パーマなどの施術時、
シャンプーしている時、ドライヤーで乾かしている時の指の当たり方なども絶対に強く当たることはないようにいつも心掛けています！
そして、お客様の頭が少しでも動かないように、負担となることはないようにもしています
ですが、そういうことに気付かない方も多くいらっしゃると思います
“たくさん気を使ってくれたり” “いたせり尽せりのサービスを望んでいたり” “会話で盛り上げてくれたり”を重視している方もたくさんいらっしゃいますよね…
感覚的なことは、より繊細になるため、気付かない方のほうが多いかもしれない
それに、お客様に接する手の感覚というのはやる側からすると、とても困難となるためそこまでやらない美容師もたくさんいます
お客様がそこまで求めなければそんなことやる必要はないし、そこまで気にする必要もないと思うのが普通です
しかし、ぼくは美容師になってから自分の中でずっと気にしてやっていたんです
人から言われて、人から教えられてやってきたことではなく、自分の中で気になるから勝手にやっていたこと！
その勝手にやっていたことをずっと続けてきたお陰で、
来て頂いてるお客様には何も言わなくてもわかって頂いて、手の感覚を感じて頂いてます。
自分がどんな施術や技術でも、人から受けてみると様々なことを感じたり考えることが出来ますね
とても実感出来た出来事でした。
自分が長年取り組んでやってきた事は間違っていなかった……。
