いつもありがとうございます。

 

先日、お店のスピーカーをBOSEに変えましたが、とにかく音が悪いのです。

 

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これまでのヤマハのスピーカーと比べると、その再現力は雲泥の差です。

 

音がぼやけるというか、これまでは楽器の種類までわかっていた曲も、ぼんやりとしか聴こえなくなってしまいました。

 

僕は毎日スピーカーの正面に立っていますので、その違いは歴然でした。

 

カラオケボックスならいいけれど、当店では無理だな・・・と、すぐに元に戻そうと思ったのですが、

 

なぜこんなスピーカーなのに人気があるのか?

 

という疑問が湧いてきました。

 

その疑問にBOSEの日本法人が明確に回答されていて、すごく納得できましたので掲載しておきます。

 

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快適な空間で過ごす時間に欠かせない「音」という要素。


 それでは、お店のBGM システムには、なぜBoseの製品が選ばれるのでしょう?。

 

今回は、そんな疑問を持って、Boseの日本法人であるボーズ合同会社さんにお邪魔して、プロシステム事業部 セールスエンジニアリンググループの岡本 大輔さんにお話を伺いました。

 

(中略)

 

私たちは現在、主に「設備・店舗音響」というカテゴリーで御社の製品を取り扱っています。


 特に、「お店」という空間でご使用いただく前提でお買い求めいただくお客様が大変多いのですが、個人的には、御社の製品、特にスピーカーは他のメーカーの製品と全く違った音がするという認識を私は個人的に持っています。


 このカテゴリーの製品について、どういう視点で製品を開発されているのかを教えていただけますでしょうか?

 

他社の製品とスペックを比較した場合、例えばDS16の場合は周波数特性においては高域は16kHzまでしかありません。自社含め一般的に可聴周波数である20kHzに達する製品も多くあります。


 ですが、商業空間は音楽を聴くための空間ではありませんので、こういった空間において重要なことはお店などの本来のサービスの邪魔をしない、目立ちすぎないということなんですね。「音に包まれている感覚」であるとか「聴き疲れしない」ということがむしろポイントで、高い周波数の音が出すぎていると、長時間バックグラウンドとして鳴っている音としては耳が疲れてしまったり、音のほうに意識が向いてしまって会話の邪魔になったりということにつながってしまいます。


 商業空間向けに開発されたDSシリーズについては、高い周波数の音は少し控えめで、中音域に厚みがあります。かつ指向性が非常に広く、音を出した時に奥行感が得られます。
 特に複数本を絶妙に設計・配置した場合には、スピーカーの数や位置を意識しないほど、フロア全体が音に包まれているように演出することが可能です。


 この辺りも音響心理学や、ルームアコースティックの考えに基づいて、実際に空間の中でどのような印象を生み出すかというところまで、製品設計・音づくりの最終調整をしているという点がボーズの製品の強みです。

 

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驚きました。このぼんやり感は意図的なものだったのです。

 

たしかに、これまでのスピーカーの音は凄くよかったのですが、コロナ禍にビニールシートを取り付けた際、音が集中して聴こえるので煩く感じるお客様がいたのです。

 

これはまさしく、

 

「長時間バックグラウンドとして鳴っている音としては耳が疲れてしまったり、音のほうに意識が向いてしまって会話の邪魔になったりということにつながってしまいます。」

 

ということだったのです。

 

これは、頭をガツンとされて目から鱗がコンタクトレンズのように剥がれ落ちました。

 

店番をしているときに、いい音で音楽を聴いて楽しんでいた僕は独りよがりだったのです。

 

これは猛省しないと・・・と、お客様に訊きましたら。

 

「え?スピーカー変わったの?前のもどんなんか知らんねんけど(笑)」

 

「う~ん、言われてみれば・・・でもわからんわ(笑)」

 

・・・僕が考えすぎだったのかもしれません。

 

 

さて、このBOSEは「そよぎ庵」からトコロテン方式で当店にやってきたのですが、その「そよぎ庵」のスピーカーの音が割れてしまったとのこと。

 

この前、音が出るようにして神様になったのですけど貧乏神に成り下がってしまいました。

 

調べますと、原因はスピーカーではなくコンポでした。

 

アンプと外部入力さえあれば、どんなコンポでもいいのですけれど、いまどきはCDも聴かないので、それこそBOSEのBluetoothスピーカーがあれば事足りてしまいます。

 

でもCDも聴きたいということで、セカンドストリートにも行って中古コンポを探したそうですが、もう店員さえコンポの意味がわからない状況になっていたそうです。

 

そこで登場したのは我らが救世主、「うたのや」店主。

 

「使えるかどうかわからへんけど、ウチに捨てられずに置いてるのがあるで」

 

と、その捨てられないコンポを繋いでみますと・・・、

 

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バッチリ動きました。

 

液晶は死んでますけれど、他の機能は問題ありません。

 

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調べてみますと2001年の発売で、CDからMD、カセットへの倍速録音だけでなくMD↔カセットの録音まで出来て、しかもCDは三連装という最新機種でした。

 

ライン入力もミニジャックでしたし、ドンピシャの機種でしたね。

 

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(年代物の変換コードは出番なし)

 

さて、その「そよぎ庵」と「五右衛門」、「エルマノス」のランチ戦争の当事国同士が、ひょんなことから三国同盟を結ぶことになったそうです。

 

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現在、「そよぎ庵」店主がシコシコと試行錯誤しながら何かを作っているようですよ。

 

本日から当店は情報誌「FACE」の設置店になりました。

 

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ご自由にお持ち帰りください。

 

本日の担当は「明後日は臨時休業にしようとしている」僕です。

 

by「よ」

 

※おそらく6月22日(木)は臨時休業です。