大阪、本とん平へ。


 先日、東京で食べたとん平焼きが、『なんだろ、これ?』的なものだったので、大阪に来た際には、とん平焼き発祥の店、本とん平で元祖とん平焼きを味わってみようと思いました。


 近松門左衛門、曽根崎心中ゆかりの地、曽根崎お初天神通り、なんとも凄い名称の付いたアーケード内に、いかにも昔ながらの空気感を漂わせた本とん平があります。


 コの字型のカウンターには、鉄板が備えられています。

 これも最近言われる "コの字酒場" の部類なのだろか?


 メニューは、お好み焼き、とん平焼き、焼きそば、餃子の4種類のみと、至ってシンプルです。

 それぞれ、使用する材料によって、若干価格が異なります。

 なんか。。。すっごく大阪っぽいイメージですねぇ (≧∀≦)


 とん平焼きは、チャップと牛ロースの2種が用意されています。

 ぼくはチャップをチョイスしました。

 やっぱり、ほら、「とん」だけに。(笑)

 そもそも、とん平焼きの名称のいわれは、豚を平たく焼いたということらしいですし。


🟩とん平焼き チャップ (880円 税込)

 まず小麦粉の生地を焼き、その上に焼いた豚肉を添えて、さらに玉子焼きを添えて、ソースを塗る、至ってシンプルな作り方です。


 仕上がりの見た目はとろとろな印象です。


 東京で出合う巷のとん平焼きは、小麦粉生地や玉子で豚肉を包んでいるケースが多いですが、本とん平のとん平焼きは三層になってるだけですね。

 なるほどぉ〜


 結構、ソースの味が濃いですね。


🟩ビール (550円 税込)

 絶対的にビール必須。

 濃いソース味には、ビールがないと。


 ところで。。。

 本とん平でとん平焼きが作られたのは、第二次世界大戦時にシベリアに抑留された主人が、ロシアで食べた料理をヒントに考案したとか?

 そのロシア料理は何だったのか不明だそうですが、小麦粉や玉子を使って作るロシア版クレープ、ブルヌイをヒントにしたのではないか?という説あり。


 大阪発の粉もんの部類のとん平焼きは、現在、粉を使わず玉子だけで巻いたものなど様々です。

 というか、玉子で巻いてしたったらピカタじゃね?みたいな気もしたり。。。(笑)


 近年、アクリルで仕切られているので、若干席間の余裕がありますが、満席になったら、まさに、袖ふれあうは多生の縁状態です。


 いかにも大阪を感じられる一軒でした。


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本とん平

06-6311-2395

大阪府大阪市北区曽根崎2-13-19 

https://tabelog.com/osaka/A2701/A270101/27001891/