やばいこれ!😍
大塚のTamayaだったか?
池袋のiitoki だったか?
「マデイラといえば大塚のLeandroという店に揃ってますよ」と伺い、訪問のチャンスを伺っていた一軒です。
大塚は5年くらい住んでいたので、馴染みがある場所ですが、いつしか北口はほぼ知らない店ばかりに変わってしまっています。
Cafe & Bar Leandroは、マディラワインをメインしたオーセンティックバーです。
もちろん一般的なウイスキーなども用意されています。
ストレートのカウンター、テーブル数卓。
マデイラはモロッコの西1,000キロくらいに位置するポルトガル領の小さな島です。そのマデイラ島で醸造されている酒精強化ワインがマデイラワインです。
マデイラ島の海岸の切り立った断崖にはテラス状に葡萄畑があり、標高による気候の違いを利用して様々な特有の品種が栽培されています。
さて、当店では4種類のテイスティングセットが用意されていたので、まずはそれで風味・味わいをテイスティングしてみました。
◆白ブドウ10年 (700円 税込)
◇セルシアル Sercial【辛口】
ウドン粉病、オイディウムに強い品種です。
松ぼっくり形の小さな房、酸味の強く緑色がかった黄色の小さな実をもつのが特費。
酸味・収数味が強いことが他の品種との大きな違い。この品種は、主にカマラ・デ・ロポスの南岸標高600〜700mの地域で栽培されます。
ドライタイプのワインが造られます。
◇ヴェルデーリョ Verdelho【中辛】
マデイラのヴェルデーリョは、大陸ポルトガル、アソーレス、イタリアが原産地とされています。
セルシアルより若干低い標高で栽培されています。
房の大きさが小から中、果実は縦方向に長楕円で、皮が丈夫。
セルシアルよりも酸味の少ないワインが造られます。
◇ブアルBoal【中甘口】
大陸ボルトガル原産。
房が大きく、皮は丈夫。
ヴェルデーリョより低い標高で栽培されます。
中甘口、ボディは中程度、豊満で酸味と甘さのバランスが良く、長い歳月をかけた樽熟成による特徴ある香りがとても人気があります。
◇マルヴァジアMalvasia【甘口】
マデイラ島に最初に植えられた品種で、クレタ島原産。
大きなコーン型の房、楕円形の実が特徴。
島の中でも最も標高の低い地域で栽培されます。
甘ロタイプのワインが作られ、マデイラワインの中でも最もリッチで濃度の高いワインとなります。
◆ D'OLIVEIRAS 15Y (1,500円 税込)
ヴェルデーリョ Verdelho
ほどよい甘味、控えめな酸、しっかりしたコク、マデイラらしい味わいで旨いですねぇ。
◆ Henriques & Henriques (6,800円 税込)
TINTA NEGRA 50
Gamiled Edilion
マデイラでは18世紀にティンタ・ネグラ種が導入されました。
丈夫な品種で、現在、マディラ島の総生産量の80〜85%を占めてる主要品種です。
そのティンタ・ネグラ種で醸造された50年もののこれは凄いですね。
至高な印象もある一杯でした。
なお、以上の他に、テランテス種(Terrantez)、バスタルド 種(Bastardo)があります
◇テランテスTerrantez【中甘口】
絶滅危惧種。
かつては濃厚で芳香のワインを造るマデイラの品種であり、現在もわずかながら作られています。
◇バスタルド Bastardo【甘口】
絶滅危惧種。
ポートワインの原料に使われるますが、個性は薄く、糖度の高い果実を生みますが複雑味に欠けます。
かつてはマデイラ島にバスタルドと呼ばれていた品種が栽培された記録があり、古いマデイラワインに僅かに残っています。
人の良さそうなマスターが1人で切り盛りされています。
ぼくは速攻で意気投合しましたけど、特にマデイラを知らずして訪問しても、いろいろと説明をしていただける、気楽な空気感の一軒です。
マデイラワインは、年代別で価格にかなり開きがありますが、やっぱりビンテージに惹かれますねぇ。
次回、どれ飲もうか? 思案中です。(≧∀≦)
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cafe+bar Leandro
03-3576-5778
東京都豊島区北大塚2-8-6 第2不二ハイツ 1F