出で立ちも素敵な寿司いづうさんへ。
1781年創業。
天明元年、時の天皇は光格天皇、江戸幕府の将軍は徳川家治です。
祭りなどの時に好まれて作られていた鯖寿司を、和食人が鯖姿寿司として世に出した初めての店が当店だそうです。
当時、当店の一塩で〆た鯖姿寿司は、高級品として料亭などに納めていましたが、1970年、丁度、大阪万国博覧会の時に、一般の方にも味わっていただけるようにと、店内での提供を開始されました。
それ以来、鯖姿寿司としては不動の一軒として今に至ります。
なお、鯖姿寿司はもとより、すずめ(小鯛)寿司、鱧寿司、穴子寿司なども評判の寿司です。
◆鯖姿寿司 (2,475円+税)
テイクアウトを求めて伺ったのですが、混んでいなかったのでイートインにしました。
鯖は日本近海の真鯖を使用、米は滋賀県産の江洲米(ごうしゅうまい)だそうです。
ガッツリと昆布で巻かれた鯖姿寿司は、見た目も美しく、ボリュームもありますね。
鯖の真ん中が大きく三角に切り取られていますね。
独特な印象を受けますが、これは、血合いの生臭を取り除くためと、食べる時に鯖と舎利がずれない様にするためと聞いています。
まず、昆布を剥がします。
厚めの昆布は食べません。もちろん食べることは可能ですが硬いです。
一塩と昆布の旨みによって〆った分厚い鯖は、鮮度も良くプリッとした食感です。
非常に美味です。
舎利は比較的大人しい酸味と甘みを抑えて仕上がっているために、飽きずに味わえます。
後味が心地よいのも好感が持てます。
京都には鯖寿司を出す店が多々ありまして、それぞれかなり味が異なります。また、色々な感想が寄せられておりますが、人それぞれにて。
ぼく的には当店のさっぱりとした鯖寿司は好みのひとしなです。
2人でシェアーしてもいいくらいのボリュームで、この価格は良心的と思えます。
予約必須のすずめ(小鯛)寿司、鱧寿司、穴子寿司は、次回のお楽しみです!
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