年配の方にも応分の負担を求めたい

想いから、社会保険の負担に、

金融資産も反映することが検討されている

という新聞記事を読みました。

 

 

いわゆる現役世代、年収がある程度ある

働き盛りの方の方が、フローは多い。

一方で、年配の方は、公的年金がフロー収入の

メインになるので、フローは少なくなりがち。

 

この毎年のフローの多い少ないで保険料などの

負担を決めるのは、年収が高い人に負担を強いる

こととなる。

 

年配の方は、これまで築き上げてきた資産という

ストックがあるのに、毎年のフローは少ないから

負担が少ないのは、アンバランス。

 

そこで、年収というフローだけでなく、

築き上げた資産残高も踏まえて、応分の

負担をして頂くようにする、というのが、

今回の検討の出発点だと思います。

 

たしかに、不公平感なく、全世代での

バランスという点では、考え方としては

ありなのかな、とも思います。

 

ただ、私個人的な想いとしては、資産残高に

応じて、社会保険の負担を増やすということの、

マイナス面にも、もう少し目を向けて

検討して頂きたいと思っています。

 

そのマイナス面とは、

「貯蓄から投資へ」という流れを作ろうと

している風潮に水を差しかねないのではないか、

という点が1つです。

 

公的年金は、老後の収入源の1つではありますが、

それだけに頼らないように、イデコやNISAなどの

制度も活用しながら、お金を資産運用、投資に回そう

という流れがあると思います。

 

特に、NISAに関しては、来年2024年から、

制度が拡充され、興味、関心の高まりを感じます。

 

将来の安心を目指して、現役世代、働き盛りの時に

運用をして資産形成に取り組んだ。

 

その結果、自助努力をしながら頑張って、

老後の安心につながる資産形成ができた。

 

としても、資産も反映させた社会保険の負担が

ある、となってしまうと、せっかく頑張って

築き上げた資産は何だったの?となりかねません。

 

つまり、制度を活用しながら築き上げた

貴重な資産が、税金や社会保険という支払いに

将来使うことになるのであれば、

「何のために資産形成をしてきたのか?」

という想いになりはしないか、というのが

私が感じることです。

 

将来の安心のためということを広い意味で

考えれば、医療や年金、公共インフラなども

含めて、安心感ある生活を送れるということも

あるので、その意味では、社会保険や税金の

支払に、増えた資産を使うことは、

良いとも思います。

 

ただ、支払う側とすれば、

「なんか思ったよりも、自由に使えるお金が

 少ないな」という気持ちにもなりかねない。

 

資産に応じた負担を求めるというのは、

今の制度を利用しながら資産形成しましょう、

という流れの想いを削ぎかねないということを

私は感じてしまう部分があります。

 

ただ、現実問題として、資産残高を、どのように

把握するのか、という点もあります。

 

マイナンバーを利用することで、金融資産を

すべて把握できるのか、と言えば、「?」という

想いにもなります。

 

また、今回の資産残高を反映させる検討が、

株式や預貯金などの「金融資産」を念頭に置いている

のであれば、同じ「資産」でも「実物資産」に

お金を回す動きが生じると思います。

 

一例は「不動産」です。

 

登記簿謄本があるので、所有者を把握することで、

資産を把握することは、不可能ではありません。

 

とは言え、不動産などの実物資産の「時価」などを

判断するのは個別性も強いですし、金融資産以上に

資産暖高を把握するのは難しいと感じます。

 

なので、もし資産残高に応じた社会保険などの

負担をする世の中になると、金融資産を、

不動産などの実物資産へ変える動きが広まるの

ではないか、ということも考えられます。

 

ただ、仮に不動産などの資産も含めて、

社会保険などの負担を考えることになった場合、

不動産であれば、賃貸で貸すなどをしていなければ、

「資産」はあっても「お金」はない、という状態に

なってしまいます。

 

すると、もし資産残高の部分を不動産のような実物資産に

まで広げると、社会保険などの負担をするために、

やむを得ず、不動産を売却など手放すことにもなりかねません。

 

社会保険などの支払いのために、やむを得ず、

不本意ながら、換金しなければならない事態が

起きかねないということです。

 

もしこのような状況が生まれてしまうと、

幸福感を抱きながら過ごす老後生活を

イメージしにくくなってしまいます。

 

少子高齢化社会の中では、社会保険などの

公的サービスなどは、負担する人よりも

給付を受ける人が増える世の中になっていきます。

 

とは言え、貯蓄から投資への流れが少しずつ

広まりつつある中で、資産運用で増えた資産を

楽しく使って、安心した老後を過ごそうと考えている

方も多いはず。

 

そんな方の、夢や希望を削ぐような制度には

しないで頂きたい。

 

社会保険の負担に、資産残高を反映する仕組みを

検討するという記事を読み、私は上記のような

ことを想い、考えたりしたのですが、あなたは、

どう思いますか?

 

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