ササキ塾代表の佐々木敬一です。

今日は私が購読している
「ゼロからの特進講座」という
メールマガジンから、引用させていただきます。

けっこう長めですが、お子さんの勉強について悩んでいるお母さん方には特に読んでいただきたい記事です。

私自身、日頃からなんとなく感じていたことを発行者である
石嶌先生がズバリ文章にしてくださいました。
石嶌先生には引用の許可をすでにいただいています。

では、こちらからどうぞ。

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さて今回は、1年生2年生の保護者向け内容になります。


勉強にやる気がない、成績が上がらない、自信さえもなくしたお子様といつもバトルをしているお母さんに。

そうした子に必要なのは、塾や家庭教師、又「勉強しなさい」という100人からの声かけではありません。

一番大切なのは何かについてお話します。

題は、【バトル】

今、お家では熱いバトルをしていることと思います。

塾へ行けとか、やる気があるのかとか。

わかってるよとか、だからできないとか、色々言われて、めんどくさいような顔をされて情けなくなって・・・

何故わかるかというと、ほとんどの中学生のお家がそうだからです。

そうしたバトルで一番辛い思いをするのはお母さんです。

やるのかやらないのかと、あれこれ言っているうちに、では家庭教師とばかりに、もっとお金のかかることになってしまうこともあります。

心は傷つきお金はかかる。

そこでお母さんにお願いです。

塾とか家庭教師とか、やろうと思えば勉強が出来る環境を持っているのにやる気が無くてバトルになっているならば、一度手放してください。

期末テスト前のこの時期から手放せば。早ければ新学年の中間テストまでに間に合うかもしれません。

お母さんに必要なのは、お母さん自身が気楽になって伸び伸びをすることです。

普段の生活の中であれこれいっぱい問題を抱えているお母さん。

その中で勉強をしない子の問題が無くなったらもう少し気楽になりませんか。

バトルの時間を自分の趣味の時間に変えることができたら素敵ですね。

そこまで変えることができなくても晩御飯のレシピを考える時間に変えることくらいはできるかもしれません。

それはとても有意義な時間になることと思います。

お母さんが伸び伸びと、明るい生活をすることが大切なんです。

ただし深夜のラインやゲームは、どんなことがあっても厳しくしてください。

朝食や夕食はしっかり食べること、夜はしっかり寝ること健康に関することは厳しくする。

「勉強のことは言わないけど」というようなことも一切言わないで、とにかく健康に関することだけは厳しく。

今、勉強にやる気が無くて成績も上がらず、グダグダしている子は、お母さん以外にも沢山の人が、あれこれ言っています。

学校の先生、塾の先生。テストの点をみて評価する人ばかりです。

どっかにやろうと思う気持ちがあっても、どうしてもやる気が出ない中学生にとって、
やる気をなくさせる人ばかりが周りにいるのです。

ちょっと極端な言い方をしますと、やる気がない中学生をやる気にさせることはできません。

ですからあきらめて手放してください。

その代わりといってはなんですが、材料費は節約していても手のかかった夕食や、好きになるかもしれない新料理。

いつものとチョット違った朝ごはん。いつもご飯と味噌汁であれば、トーストとホットミルク、目玉焼き。

ご家族全員の同意をもらって夕ご飯を家族全員で食べる。

テレビを消して音楽をかけるなど、少し奇抜なアイデアで家族を驚かす。

そういうことができなくても、ご飯を食べながら、子供の良い所を無理やり見つけて突然褒める。

特に男の子はお母さんに褒められると何故か嬉しい。(態度には出しませんが)


やる気がない子が勉強しないのは当たり前です。

もうあきらめて、勉強しなくても気にしないという覚悟をしてください。

高校にいけなくてもいいではありませんか、それでも生きていくことはできます。

もし本当にそうなっても、そのときお母さんは受け容れてあげるのではないでしょうか。

どんなことがあっても世間の人がなんと言おうがお母さんだけが100パーセント認めてあげることができるのではないでしょうか。

やる気が無くて勉強をしない子は、学校生活では100人の敵がいます。

そういう感じで生活しています。

その中で何があっても受け容れてくれる人の存在が必要なのです。


ためしに、昨日までのバトルをピッタと止めて、今日この瞬間から1ヶ月間、勉強や成績の話はなくしてしまいましょう。

その代わりお母さん自身の趣味の話とか夕ご飯のこととか、
ミッキーマウスはしゃべらないって知っているかとか、

500円のシクラメンを大切に育てると花屋さんに売っている2000円のシクラメンと同じくらいになるとか、

無視されるとは思いますが、そういう話にしてはどうでしょう。

ご家庭の状況によっては違う問題があるかもしれません。

そのときは個別に別のお話をすることになりますが、今日お話したことは一般的な普通の中学1年生・2年生のお母さんへのお願いです。

ポイントは、お子様の言動をすべて認めてあげることです。

すべて認めてあげることで、彼らの行動の中から褒める=認める言葉、感謝の言葉が出てきます。

褒めてあげてください、認めてあげて下さい。特に男の子はお母さんからの褒め言葉は一番のご褒美です。

そして、勉強にやる気がない、成績が上がらない、自信もなくしたお子様に必要なのは、お母さんの笑顔と活き活きとした姿です。

今回は以上です。