佐々木です、
塾や家庭教師の先生をやっている方は、
英単語テストや漢字テストで生徒が何度も間違えて
なかなか合格できない場合、
どのような指示を出していますか?
再テストをひたすら繰り返させる?
5回書き、10回書きなどをさせておしまいにする?
まあ、いろいろなやり方があると思います。
うちの塾の場合は、合格基準を決めてそれに達しない場合は再テスト、
再テストでは合格基準を上げる、そして合格した場合も間違えた問題は
5回書き、さらには別の単語暗記シートに書かせ、
後日自主的にテストしてもらう、といった感じです。
別にこれを真似しろとは言いませんが、
「これは拷問以外のなにものでもないな」
という指導をする先生を過去に見たり聞いたりしてきました。
再テストを繰り返すところは同じですが、
1回目の不合格時は10回書きで、
2回目の不合格時はその倍の20回書き、
3回目はさらにその倍の40回書き、
4回目はさらにその倍の80回書き…。
これは当然一つの単語についての回数ですから、
実際に書くのは間違えた単語の数を掛けた回数になります。
3回目に5個の単語を間違えたら200回書き、
4回目に8個の単語を間違えたら640回書きです。
まーーーーあ、すごいです。
手がおかしくなりそうですねえ。
一つ一つの文字に教師への恨みつらみがこもりそうです(笑)
合格しないのが悪いと言われればそれまでですが、
生徒はよく大人しくしたがってるなあ、という気がします。
これ、私には効果があるとはとても思えないんですけど、
けっこういらっしゃるんですよね~、似たような指導をしてる先生。
書いて覚えることはもちろん大事ですが、
自分自身の経験から言って、集中して書けるのは5回からせいぜい10回、
あとは惰性でやってるだけなので単なる手の運動です。
そして一番問題なのは、手段の目的化です。
本来は単語を覚えるという目的のために書いているのに、
これだけ大量に書かされてしまうと書くこと自体が目的となり、
むしろさらに覚えられなくなり、その結果さらに大量に
書かされることになります。
これは教育というより、何かの罰、もっと言えば拷問に
近いものと言えます。
実際にやっている先生がいらっしゃったらキツい言い方に
なってしまいましたが、お願いですからやめてあげてください。
こういうことをやり過ぎると、確実に勉強が嫌いになります。
「もともと嫌いだからやってこないんだ。だからこうするしかないのだ」
という反論もあるかもしれませんが、
本当に他に方法がないかどうかは一度じっくり考えてみるべきです。
私自身は、書かせるのはせいぜい5回から10回、
しかしそれよりも『自分でテストをする』ということに
重きを置いて指導しています。
今までブログやメルマガなどで何度も書いていますが、
『自分でテストをして採点し、できなかったものを重点的に練習して
満点がとれるまでそれを繰り返す』
というやり方を何度も何度も教えます。
それをあらかじめ家で徹底的にやってくれば、
合格できないなんてことはありません。
万が一不合格でも、1発目の再テストで合格できます。
もちろん、このやり方がベストかどうかはわかりません。
もっといい方法があるならご教授願いたいです。
でも、少なくともあの拷問のような指導よりは、
はるかにマシだと思います。
そう言えば、
昔ある小学校ですごい光景を見たことがあります。
先生が生徒の作文を一人ずつ添削をしていたのですが、
間違えた箇所を直されるたびに、
1枚目から全部を新しい原稿用紙に書き直させるのです。
間違えが見つかるたびに、
鉛筆で自分の文章をひと文字ひと文字写していく作業…。
10枚ほどの大作を書いていた子もそうでした。
この子達は確実に作文が嫌いなるだろうなあ、
と思いました。
そして先生はまるでそれが真の目的であるかのように
鬼のような指示を出し続けるのでした…。
塾や家庭教師の先生をやっている方は、
英単語テストや漢字テストで生徒が何度も間違えて
なかなか合格できない場合、
どのような指示を出していますか?
再テストをひたすら繰り返させる?
5回書き、10回書きなどをさせておしまいにする?
まあ、いろいろなやり方があると思います。
うちの塾の場合は、合格基準を決めてそれに達しない場合は再テスト、
再テストでは合格基準を上げる、そして合格した場合も間違えた問題は
5回書き、さらには別の単語暗記シートに書かせ、
後日自主的にテストしてもらう、といった感じです。
別にこれを真似しろとは言いませんが、
「これは拷問以外のなにものでもないな」
という指導をする先生を過去に見たり聞いたりしてきました。
再テストを繰り返すところは同じですが、
1回目の不合格時は10回書きで、
2回目の不合格時はその倍の20回書き、
3回目はさらにその倍の40回書き、
4回目はさらにその倍の80回書き…。
これは当然一つの単語についての回数ですから、
実際に書くのは間違えた単語の数を掛けた回数になります。
3回目に5個の単語を間違えたら200回書き、
4回目に8個の単語を間違えたら640回書きです。
まーーーーあ、すごいです。
手がおかしくなりそうですねえ。
一つ一つの文字に教師への恨みつらみがこもりそうです(笑)
合格しないのが悪いと言われればそれまでですが、
生徒はよく大人しくしたがってるなあ、という気がします。
これ、私には効果があるとはとても思えないんですけど、
けっこういらっしゃるんですよね~、似たような指導をしてる先生。
書いて覚えることはもちろん大事ですが、
自分自身の経験から言って、集中して書けるのは5回からせいぜい10回、
あとは惰性でやってるだけなので単なる手の運動です。
そして一番問題なのは、手段の目的化です。
本来は単語を覚えるという目的のために書いているのに、
これだけ大量に書かされてしまうと書くこと自体が目的となり、
むしろさらに覚えられなくなり、その結果さらに大量に
書かされることになります。
これは教育というより、何かの罰、もっと言えば拷問に
近いものと言えます。
実際にやっている先生がいらっしゃったらキツい言い方に
なってしまいましたが、お願いですからやめてあげてください。
こういうことをやり過ぎると、確実に勉強が嫌いになります。
「もともと嫌いだからやってこないんだ。だからこうするしかないのだ」
という反論もあるかもしれませんが、
本当に他に方法がないかどうかは一度じっくり考えてみるべきです。
私自身は、書かせるのはせいぜい5回から10回、
しかしそれよりも『自分でテストをする』ということに
重きを置いて指導しています。
今までブログやメルマガなどで何度も書いていますが、
『自分でテストをして採点し、できなかったものを重点的に練習して
満点がとれるまでそれを繰り返す』
というやり方を何度も何度も教えます。
それをあらかじめ家で徹底的にやってくれば、
合格できないなんてことはありません。
万が一不合格でも、1発目の再テストで合格できます。
もちろん、このやり方がベストかどうかはわかりません。
もっといい方法があるならご教授願いたいです。
でも、少なくともあの拷問のような指導よりは、
はるかにマシだと思います。
そう言えば、
昔ある小学校ですごい光景を見たことがあります。
先生が生徒の作文を一人ずつ添削をしていたのですが、
間違えた箇所を直されるたびに、
1枚目から全部を新しい原稿用紙に書き直させるのです。
間違えが見つかるたびに、
鉛筆で自分の文章をひと文字ひと文字写していく作業…。
10枚ほどの大作を書いていた子もそうでした。
この子達は確実に作文が嫌いなるだろうなあ、
と思いました。
そして先生はまるでそれが真の目的であるかのように
鬼のような指示を出し続けるのでした…。