どうも。
ブログをカスタマイズしてたら、タイトルが消えてしまいました。
早く直さないと、と思いつつほったらかしているムーチョです。
高校生の時、効率的な勉強法を知りたくて、勉強法や記憶術の本を読みあさっていた時期があります。
最初は国立大学を志望していたので、苦手な世界史や生物を覚える必要がありました。
図書館で借りてきた「これは!」と思える記憶術を駆使して、世界史と生物の教科書を最初から暗記してしまおうと決意しました。
自分の体や学校までの道順に番号をつけたり、極端にありえないイメージを思い浮かべたり、特殊な語呂合わせを使ったり…と、新しく仕入れた記憶術を使うのはとても楽しい作業でした。
でも、結局ひと月も立たないうちに挫折しました。
記憶術を使うことに疲れてしまった、という感じです。
最初は物珍しいので楽しかったのですが、記憶のための工夫に頭を使うのが煩わしくなってきたのです。
そして、当時は気づいていなかった、もっと根本的な問題点がありました。
教科書を丸暗記するぜ!という意識が強すぎて、内容を理解しようとしていなかったのです。
今にして思うと、これは完全に道をはずれてしまっています。
なぜ、このようなことになってしまったのか、当時の自分の心理を分析したら、次のような気持ちが根底にあったことがわかりました。
「楽をしたい。もっと言えばズルをしたい。」
こう思うこと自体は、仕方のないことです。
すべからく、人間は弱い生き物ですから。
ただ、少なくともこういう気持ちを持って裏技を求めていることを、自覚はしておくべきでした。
そうすれば、もっと早く軌道修正できたのではないかと、思うのです。
記憶術に代表されるような裏技的勉強法は、取り扱い要注意です!
その手法の魅力にとりつかれて、目的を見失ってしまうからです。
裏技的勉強法は、あくまでもサブの役割。
決してメインにしてはいけません。
メインの、まっとうな勉強法でどうしても突破できない場合のみ、使うべきなのです。
勉強に限りません。
「楽して儲けたい」とか「楽して痩せたい」とか「楽してモテたい」という思いが強すぎると、それを利用してつけ込んでくる悪の手に知らず知らずのうちに絡め取られて、身動きがとれなくなってしまうので、真剣に気をつけてください。