ムーチョ・ササキでござりまふ。
昨日の続きでござりまふ。
テストは所詮「お試し」だ
と思えれば、次のようないいことがあります。
1.テスト結果がどんなに悪くても、絶望する必要がなくなる。
2.テスト直しに前向きに取り組むことができる。
3.テストに対して過剰な恐怖を抱かなくて済むようになる。
特に2が重要。
今回出来なかったのはどこか?
そこはどうして出来なかったのか?
テストが「お試し」だとわかっていれば、冷静にやれるはずですし、それこそが学力向上への王道です。
これはぜひ、教育熱心な親御さんにも取り入れて欲しい考え方です。
所詮は「お試し」のテスト結果に対して感情的になりすぎると、お子さんは、「次のテストは頑張ろう」と思うのではなく、テストそのものから逃避したくなります。
これでは、親御の願いとは逆の方向にお子さんを導くことになります。
これは決して、「結果が悪くても、子どもの気持ちを考えて、怒らないであげて」などという、曖昧な感情論を説いているのではありません。
テスト結果をニュートラルな感情で受け止められるかどうかは、どんな勉強法よりも重要です。
テストの間違い直しが超重要であることは、大部分の人はわかっていると思います。
でも、ほとんどの人ができないのは、ネガティブな感情が邪魔をしているからです。
そして、そのネガティブな感情はどこからきているかというと、テストがもともと「お試し」以上の意味を持たないことを、忘れてしまっていることからです。
矛盾しているようですが、
テストは「お試し」に過ぎないと思っていれば、これからのテストの点数が上がる可能性が高くなる
ということなのです。
あと、テストは「現在の学力を試すもの」なのですが、テストそのものの良し・悪しというのが当然あります。
ちゃんと学力を試すようなテストになっているのかどうか、冷静に分析する必要があると思います。
そして、そのようなテストでないと判断した場合、その結果に感情的になるのは、なおさら無意味というか有害なことですよね。
実際、学校の定期テストなんかでは、「これはひどすぎる」というテスト、けっこうあります。
まあ、詳しくは書きませんが、「そんなこと覚える必要あるの?」みたいな問題も、何度も見かけます。
やたらと難しい問題作って生徒ができないと、生徒たちを責める先生がいますが、あれはダサいです。
第一、自分が生徒たちに理解させていないことが露呈しているだけじゃないですか。
それに、みんなができないような難しい問題を作るのは、教師にとって全然難しいことではありません。似たような職業の方にはわかると思いますが、易しい問題を作るほうがよほど難しいのです。
それなのに、なんであんなにエバっているんだか。
ああ、恥ずかしい(笑)