ども。
ムーチョです。

今日は午前っぱらから、やや抽象的、かつ重たい、それだけに大切な深い話をします。

勉強ができない学生。
仕事ができない社会人。
いろんなことがうまくいかない人。

両者に共通するのは、「答えを先に知りたがる」という点です。

答えより大事なのは、答えに至るプロセスです。

プロセスっていうのは、チーズのことじゃないですよ?(笑)

過程とか経過、すなわち答えに至るまでの道筋のことです。

そして、適切なプロセスをたどるために、最も重視すべきものは、

質問

です。

質問というと、誰か他人に聞くことを連想するかもしれませんが、「自分にする質問」も含まれます。
そしてむしろこちらのほうが大事です。

かのアインシュタインは言っています。

「もし自分が死にそうな状況になって、助かる方法を考えるのに1時間あるとしたら、最初の55分は、適切な質問を探すのに費やすだろう」

これは、「自分の脳にする質問」という意味で言っているのだと思います。

適切な質問さえ見つけ出せれば、答えなんて残りの5分で出せるもんね、ということなのでしょう。
そのくらい、自分への質問は大事だということです。

いきなり答えを探し出そうとする人は、結局望む答えは得られず、「さよーならー」というわけです。

脳の働きというのは、インターネットの検索エンジンとよく似ていると言います。
というか、実際は、検索エンジンは脳の働きを模して作られた、と言うべきでしょうが。

検索窓に入れるキーワード。

これが適切なものでないと、自分の望んだ答えはなかなか見つかりません。

脳も同じ。

正しい質問をしない限り、正しい答えは導き出されません。

自戒をこめて言っているのですが、我々はついつい短期的に使える答えを求めがちです。
そしてその結果、もっと大きな、大切なものにたどり着けずにいるのではないでしょうか。

これからは 私もアインシュタインの真似をして、まずは適切な質問を探すことに時間と労力を費やそうと思います。

フォトリーディングという速読の方法があります。
このフォトリーディングのメソッドでも「この本からどんな情報を得たいのか」という質問を書き出すことを勧められます。
知りたいことがはっきりしていれば、それだけ早くその情報が書いてある箇所にたどり着ける、というわけです。

自分の望む答えが見つからないとき。
もしかしたらそれは、質問が悪いのかもしれません。

「質問から考え直してみる」
という癖をつけると、もしかしたら人生が好転するかもしれません。