ども。
子どもの頃は犬が大嫌いだったのに、なぜか今では毎日愛犬クッキーとベタベタして喜んでいる、
愛犬家ムーチョです。
先日アップした「成績がどんどん下がっている子への接し方」 という記事に、きのりゆみさん という方が大変興味深いコメントを残してくださいました。
多くの親御さんの参考になる内容なので、「コメント欄だけではもったいないな」と思い、改めてここに引用させていただきます(ご本人には許可をいただいております)。
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興味深く拝読しました。
うちは、成績不振ではないですが、家庭学習に対してやる気がないのが悩みでした。
きっかけは脱毛。
ストレスから無意識のうちに自分で抜いてしまうというものでした。
脱毛斑が出来てから約一ヶ月は強いストレスを抱えている様子でした。
学校の宿題、時間割を始め、楽しいこと以外は全てめんどくさい感じに見えました。
そんな中、学校にだけは頑張って通っていました。
やる気がないわけじゃないけど、心も体も疲れ切っている様子でした。
しっかりこなせていたことが、全くと言ってもよいほどできなくなってしまいました。
家庭学習は、様子を見ながら、ペースも大幅に遅らせ、一歩ずつ前進するような感覚でやらせました。
それから3ヶ月。
ようやく元のペースに戻ってきました。
学校生活でのストレスが大きかったようで、学年が変わり、クラスが変わったのがよかったようです。
本人がやる気のないところをやる気にさせるのは至難の技です。
やる気にならない原因をしっかりと突き止めないで無理矢理やらせ、対症療法で解決しようとしても根本的な解決にはなりません。
洪水を一カ所せきとめても、また別のところから水が漏れ出てくるようなものです。
問題から目を背けたり、目を潰って先に進めることは危険です。
目の前にいる子供の様子をしっかりと見て、より適切な対処をし、対策を立てることが親のつとめだと感じています。
その後、脱毛もなくなり、ようやく毛も生えそろってきました。
親子とも、とても苦しい時期を何とか乗り越えることができました。
大変でしたが、子供の弱いところを知るよいきっかけになり、よかったと思っています。
振り返って考えるきっかけになりました。
ありがとうございました。
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以上がきのりゆみさんのコメントです。
>やる気にならない原因をしっかりと突き止めないで無理矢理やらせ、対症療法で解決しようとしても根本的な解決にはなりません。
>洪水を一カ所せきとめても、また別のところから水が漏れ出てくるようなものです。
この意見には、激しく同意です!
やる気にさせる方法は、ネット上にも、本屋さんにも、あふれかえるほどあります。私自身、今までメルマガやメール講座でもいろいろと配信してきました。
しかし、はっきりした原因を突き止めないうちに、それらのテクニックだけを闇雲に使うのは、効果がないだけでなく、場合によっては逆効果になってしまいます。
「やる気がない」という表層にあらわれた現象だけで判断してしまうのは、危険だということです。
ただ、そうは言っても、原因を突き止めるのは、そう簡単ではない場合もあります。
親子のコミュニケーションが日頃から密であれば、
いろんなサインを見せてくれるでしょうし、悩みを正直に打ち明けてくれるかもしれません。
ですが、親御さん一人では限界もあると思うのです。
「自分の子どものことは、自分が一番わかっている」と思いたいし、実際、その通りの場合が多いのですが、
だからと言って、お子さんのすべてを知っているわけではありませんよね?
お子さんがあなたには決して見せない顔がある、
という悲しい事実も忘れてはいけないと思うのです。
自分一人では限界を感じたときにおすすめなのが、子どもリサーチという方法です。
詳しくは、次回の記事でお話しします。