イギリス児童文学の小部屋☆☆

イギリス児童文学の小部屋☆☆

7年程前からイギリス児童文学にはまり、読んだ本は今では200冊以上になりました。
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児童文学の魅力を伝えたい30代女性のつれづれ読書紹介ブログです。

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◆『空とぶベッドと魔法のほうき』
メアリー・ノートン著

原題「Bed-Knob And Broomstick」1957
(「The Magic Bed-Knob」1945、
「Bonfires and Brooomsticks」1947)
Mary Norton






えっ→ 『床下の小人』シリーズとはまた違うとても楽しめるファンタジーでした。
でもイギリスの魔法が出てくる物語は、それぞれ歴史があって、魔女ひとりの存在にもいろんな意味や変換があって奥深いなあと思いましたクローバー



●豆マメ情報音譜
1.この本のカバー画とペン画のさし絵がとても好きでラブラブさし絵は白黒ですが、物語の想像を豊かにしてくれます。
エリック・ブレッグヴァッドという画家で、他には『ふゆのくまさん』(ルース・クラフト文)という絵本の絵を描いているようです本





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◆『夏至祭の女王』
ウィリアム・メイン著

原題「Max's Dream」 1977
William Mayne

★舞台- 19世紀後半イギリス荒野の小さな村






えっ→ 主人公のお手伝い人ケイティの回想により、一人称でずっと語られていくところがとても新鮮で想いが響きました・・

えっ→ 私の感覚ですが、ウィリアム・メインははずれがないというか、どの作品も違った魅力がありどれも読みごたえを感じます本


●豆マメ情報音譜
1.話の中心として出てくるイベント、夏至祭とは何だろう?と思いましたかお
→光と生命をたたえる祝祭で、焚き火を燃やして踊ったりごちそうを食べ、豊穣を祈るようです。男女の縁結びや占いの意味もこめられることがあるようです。
(→最後のお祭りの場面を思い出すととても切なくも感じます)




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◆『子ギツネたちのゆくえ』
マイケル・モーパーゴ著

原題「Little Foxes」 1984
Michael Morpurgo





えっ→ 『戦火の馬』といい、モーパーゴの作品は物語の中へ惹き寄せられ、心の奥がじんわりして、読んだ後も余韻に浸ります。動物への愛情や捉え方がすばらしく、他にはない魅力を感じました。

えっ→ 自分のあるべき環境で生きていくこと・・などとても深いテーマがつまった物語で、とても感動しました星空


●豆マメ情報音譜
1.この作品を発行している、ぬぷん児童図書出版の「心の児童文学館シリーズ」は、以前紹介した『黒いランプ』など、なかなかマイナーで奥深いすばらしい作品が多く
、ぜひチェックをおすすめします目




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