先日、珍しく古本屋ではない普通の書店で購入した「名画で読み解く ブルボン王朝12の物語」(中野京子著 光文社新書)を読んだ。
初版が今年の5月なので、僕にとってはまさに新刊。
この本は、ルーベンスやヴァン・ダイク、ゴヤなどの12枚の名画をモチーフにして、その中で描かれたブルボン家の人物にまつわる人間模様を描いている。
いや、目からウロコが落ちまくりで、本当におもしろい本だった。
2度繰り返して読んだ。
有名なカトリーヌ・ド・メディシスやアンリ4世、ルイ16世、マリー・アントワネットの記述はもちろん、マリー・ド・メディシスやマルグリットにも触れているが、特に「三銃士」に出てくるらしい、ルイ13世王妃であるアンヌ・ドートリッシュの記述がすばらしい。
筆者は、人生前半の辛い日々を忍耐と知性で乗り切り、人生後半の栄光をつかんだ彼女のことを絶賛している。
彼女が幸せを呼びこめたのは、人を愛せたこと、愛し続けられたことにあったような気がする
特にフランスの歴史に詳しくなくても楽しめる、おすすめの本である。