こどもをかいます | 日本語教師 in メルボルン

日本語教師 in メルボルン

オーストラリア・メルボルンの日本語学校です。
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ブログを読んでくださっている皆さん、こんにちは。
メルボルンはすっかり秋が深まってきました。夏に比べて日の入りも早くなり、ちょっと寂しさを感じる季節になりましたが、収穫の秋という言葉どおり、最近では、安くておいしい野菜や果物がスーパーに並ぶようになり、毎日の食事も楽しみな季節になってきました。

さて、みなさんは外国語を勉強している時、言い間違いからとんでもない文章を作ってしまった経験はありませんか。
私はかれこれ十何年、英語を勉強していますが(正確には英語に触れているくらいのレベルですが)、今もつい言い間違えてしまうことが多々あります。
そして日本語を教えている中でも、学生が言い間違える場面に度々遭遇します。日本語を勉強し始めたばかりのクラスではシンプルな言い間違いですが、日本語のレベルが上がるにつれ、言い間違いのレベルもアップし、とんでもない文章ができあがってきます。
そこで今日は、私が授業の中で遭遇した言い間違いをレベルごとに紹介していきたいと思います。

言い間違いレベル★☆☆☆(学習期間:初級4週間~6週間目)

私:「Sさん、昨日、何をしましたか。」
学生:「本を飲みました!」
私:「!」

これは初めて動詞が入り、色々な動詞を覚えきれていない時によく起きる間違いです。「飲みます」、「読みます」を混同してしまい、本や新聞を飲んでしまう学生が続出します。
ちなみに、「見ます」とも間違えやすく、テレビや映画を飲む人も後を絶ちません。


言い間違いレベル★★☆☆(学習期間:初級7週間~12週間目)

私:「日曜日、何をしましたか。」
学生:「レストランでごはんを食べました。」
私:「誰と食べましたか。」
学生:「友達を食べました!」
私:「!!」

これは定番中の定番、友達を食べてしまう問題です。このころはいくつかの助詞を勉強し、助詞地獄に陥っている学生がよく起こす間違いです。その他にも、「フォークで食べます」と言うところ、「フォークを食べます」と言ってしまい、何とも危険な食事をしている学生も多々でます。


言い間違いレベル★★★☆(学習期間:中級13週間~18週間目)

私:「Sさんは何ができますか。」
学生:「みかんが話せます。」
私:「??…みかん…と?話せます??」
学生:「…みかんが話せます。」

皆さん、学生は何を言いたいのかわかりますか。このころになると学生も意欲的に自分で単語を調べ、授業の中で使おうとしてくれます。が、グーグルで調べたばかりに、間違った訳に気がつかずに使ってしまう学生が多くいます。
英語でみかんは、”Mandarin”、中国語(北京語)も英語で”Mandarin”、そう、学生は「中国語が話せます」と言いたかったんです。
私たちもつい手軽だからとググってしまいがちですが、しっかり意味を確認しないと、とんでもないことを言ってしまうことがあるので、十分注意してください。
ちなみに、学生が言うには、なぜかグーグルは「部長」を「ブルーベリー」と訳したそうです。


言い間違いレベル★★★★(学習期間:中級13週間~18週間目)

私:「Sさん、週末、何をしましたか。」
学生:「週末、マーケットへ行って、安いと子供を買いました。」
私:「!!??安い…子供を買いましたか…?」
学生:「…はい、マーケットは安いですから。」
私:「…」

一瞬、その学生の闇を見てしまったかと思いましたが、これは似ている言葉を言い間違えてできたミラクルな文章です。
「安い」→「やすい」→「やさい」→「野菜」!
「子供」→「こども」→「くだもの」→「果物」!
そうなんです。「マーケットへ行って、野菜と果物を買いました。」と言いたかったんです。
この後、みんなで爆笑したことは言うまでもありません。

みなさん、どうでしたか。
これはほんの一例ですが、日本語を教えていると、日々、様々な言い間違いに遭遇します。
そして、そんな学生のなんとも愛らしい間違いで、クラスが笑いに包まれたり、話のきっかけになったりしています。
言語を勉強していると、「間違うことが怖い」と思ってしまい、なかなか話し出せないことがあると思いますが、間違うからこそ、覚え、意外なところで話が広がるきっかけになるのだと思います。
私も「話すのが怖いな」と思ってしまうことがありますが、間違えることを恐れず、チャレンジしていきたいと思います。

最後に写真は、オーストラリアのお菓子、ラミントンです。
学生が頑張ってひらがなを書いてくれました。