2022年10月17日、ビデオ、あきらめる | 生きているだけで十分 宍倉清則のいまのキモチ

2022年10月17日、ビデオ、あきらめる

ビデオがこわれた。サービスセンターに「部品がないので、修理ができません」と言われたが、修理の方に来てもらった。「5分で帰ってもかまいません。お金は払うので。とにかく見てください。もしかしたら、簡単に直ることかもしれないので」。本当に5分で終わった。私がこれを買ったとき、新宿ヨドバシで「ビデオで最後に出ているものです。この機種が最後です」。当然、現在は売っていない。ただ、専門家の方に、いろいろ情報を教えてもらった。「どうしてもビデオが見たかったら、中古の家電品店があります」と。「ハードオフ」。初めて聞く名前だ。検索したら、確かにいろいろあった。ただし、中古なので、こわれたら、それっきり。そんなことを書いていたら、ちょうど中古の家電品が発火するので注意というニュースをやっていた。22年の時点でビデオが見れなくなるとは思わなかったので、結構、ビデオでしか録画していないものがある。でも、あきらめた。その専門家によると、ビデオどころか、DVDも持たない時代に入っているんだってね。見逃し配信、専門で。ビデオデッキを初めて買ったのは1981年12月。ベースに入った年、初のボーナスで買った。それぐらい手が出なかった。あれから41年。ビデオをあきらめる日が来るとは。こうなったら、DVDも「ギリギリ」まで使う。その前に死ぬか。好きなものを100回、200回と見たい性分なので、録画は人生の中でも重要なのだ。