99年の作品。いまごろ田村正和の「古畑」にハマる。きっかけは姉貴!
昨年4月3日、田村正和さんが73歳で亡くなったとき、訃報のニュースで必ず出てきたのが「古畑任三郎」。チラッとは見たが、ちゃんと見たことがなかった。元日、叔父さんのお墓参りのため、姉貴の家に行ったが、その前にメールがあり、12月29、30日と日本映画専門チャンネルで古畑の第3シリーズを放送するので、録画してほしい、と。この第3シリーズの玉置浩二の回が特に好きなのだと。お安い御用。ただボタンを押すだけ。29日は仕事でタイマー録画だったが、30日は家にいたので、何気に見る。すると、これが面白い。まったく知らなかった「三谷幸喜の世界」に、ようこそ、というカンジだ。
説明するまでもないと思うが、いちばん、わかりやすい、この刑事ドラマの特徴はまず最初に殺人事件のシーンが流れる。つまり、最初に犯人がわかる。で、犯人がいかに隠すか、それを古畑がいかに解明するか。確かに、この手法は、ありだ。私がいちばん気に入ったのは第3シリーズの最終回。犯人は江口洋介ら5人のグループ。これは2週に渡る凝りよう。キーポイントは少ない身代金と、指定された大きなバッグ。これだけでピンと来た方もいるだろう。そうだ、この部分は97年の大好きな映画「誘拐」(渡哲也、永瀬正敏)とそっくりなのだ。三谷はハリウッド映画のパクリが結構、多いらしいが、そんなこたあ、どうでもいい。たとえ「誘拐」を参考にしていたとしても、これほど内容が面白ければ、文句はない。1人が心筋梗塞で倒れ、助かるところまで同じ。さらにキーワードはゲーム。これも「誘拐」で出てくる。さらにさらに電車のコントロールセンターが舞台となり「新幹線大爆破」も思い出させる。裏切った仲間を撃ち殺す、冷たい雰囲気のメガネ男は大韓航空機爆破事件ドラマの北朝鮮の工作員にそっくり。いろんな名作のいいところが楽しめる。
早い段階で古畑は江口が犯人であることを知り、また江口も早い段階で犯人だと気づかれていることを知る。これはこれで面白い。しかし、どこかに犯人の「ほころび」が出る。終盤、江口は「このゲームはドロー、引き分けだ」。ここで終わるかと思ったが、古畑はその上を行った。
録画したDVDは姉貴に渡したが、今度は自分でも欲しくなった。大丈夫、日本映画専門は再放送が多い。よくよくHPを見ると、この第3シリーズのみ、早くも2月5日(土)に全部の再放送あり。姉貴に頼まれなかったら、恐らく、いまだに見ていない。きっかけって重要でしょ。
昨日から、こういうデザインが出るようになった。
