火祭りとWAVEをハシゴ…大谷vsゼウスが「熱すぎる」チョップ合戦!! | 生きているだけで十分 宍倉清則のいまのキモチ

火祭りとWAVEをハシゴ…大谷vsゼウスが「熱すぎる」チョップ合戦!!


生きていることが奇跡!!宍倉清則のいまのキモチ


大江戸線の「六本木」駅から外に出ると、写真の六本木ヒルズが目に入った。これを左に見ながら、少し歩いて、路地を入ると、「火祭り」開幕戦の会場「ベルサール六本木」はあった。


7月24日はZERO1とWAVEのハシゴを敢行した。オッキー沖田リングアナはしきりと「ろっぽんぎ大会!」と言っていたが、考えてみると、六本木でプロレスを見れる、というのも不思議な感覚だ。六本木はかつて、全日本の事務所があって、よく来た。また、駅の近くに「ホテルアイビス」というのがあるが、全日本に参戦していたミル・マスカラスがわがままを言って「ほかの外国人とは違うホテルにしてくれ」と、このホテルに泊まっていた。「ホテルアイビス」といえば、マスカラスなのだ。…なんて思っているのは私だけ?


会場に着いたら、田中将斗選手と会った。実に久しぶりだ。「やせたんじゃないですか?」「えっ! 初めて言われましたよ。みんな、顔を見て、太ったんじゃないですか? って言われるんですけど…。ほら、トシをとると、顔が太るじゃないですか」。やせたと言われるぶんにはうれしい。気持ちよく会場に入る(笑)。


生きていることが奇跡!!宍倉清則のいまのキモチ


入場式では澤田選手が姿を見せず。だが、あとから登場して、早くも田中選手と乱闘になった。今日の注目は田中vs澤田だ。Sアリーナの因縁で入場するなり、放送席のGK金澤氏とにらみ合う場面も。場外乱闘では田中選手が机を設置し、澤田選手を乗せて、コーナー最上段からスーパーフライ!


生きていることが奇跡!!宍倉清則のいまのキモチ


見事に決まって、机が割れたが、その破片を澤田選手がつかんで逆襲。田中選手の頭に叩きつけると、それも割れた。それ以上に澤田選手のSTOは怖い技だ。バックドロップとはまた違って、受け身の取りにくい技。食らったあとの田中選手は意識もうろうとなっていた。


最後はスライディングD2連発で勝利し、観客の溜飲を下げたが、田中選手の頭のダメージが心配。敗れた澤田選手は観客に悪態をついていた。危険ですので、近寄らないでください。


生きていることが奇跡!!宍倉清則のいまのキモチ


メインは大谷vsゼウス。そのチョップ合戦はすごかった。小橋選手、健介選手とはまた違って、大谷選手は1発1発にいちいち力をこめて、片手に全体重を乗せるように打っていく。これにゼウス選手も呼応。


生きていることが奇跡!!宍倉清則のいまのキモチ


あっ、いま、揺れた。気のせいかと思ったが、テレビをつけると、3時51分、地震。


生きていることが奇跡!!宍倉清則のいまのキモチ


敗れたゼウス選手は自ら大谷選手に近づいて、礼。すごく気持ちのいい表情。納得した表情をしていた。注目の大会でシングルのメインを張った。ゼウス選手にとって、この経験はかなり大きいと思われ。試合後は珍しく大谷選手が1人だけで締めの挨拶。


「正直、ゼウス選手の試合は見なかった。あえて研究をせずに試合に臨んだ」。うわさには聞くすごさを、自分の体で感じたいと思ったのだろう。「想像以上でした。でも、ほんのちょっとだけ、ボクのほうが熱かった」。客席がドッと沸いた。


そうそう、期待の柿沼選手の背中がたくましく「レスラーっぽく」なっていた。ぜひ注目してほしい。残念ながら、耕平選手には勝てず。耕平選手といい、DDT・両国の石川選手といい、とにかく単純に「痛さ」を感じる。ホント、痛そうなんだもん。「痛そう」ではないですね。痛いですね。


この2人を見ていると、私は絶対にレスラーになりたくない! なるはずもないけど(笑)。何が悲しくて、こんな痛い思いをしなくちゃいけないの…と思う。ホント、マジでそう思う。レスラーって大変なんですよ。そんなことを考えながら、新宿FACEに向かった。


いま、日本テレビの朝のニュース、今日の誕生日の4人にジャガー横田選手が入っていた。