たった1匹なのだが… | 生きているだけで十分 宍倉清則のいまのキモチ

たった1匹なのだが…

蚊の季節です。たった1匹でも、部屋に出現すると、退治しない限りはずっと悩まされる。蚊って、ホント、やっかいで、顔の目や耳あたりに来るでしょ。しかも、動きが変則的だし。


昨日、寝ていて、耳元で「ブーン」。鼓膜が破れんばかりの勢いで、自分の耳に張り手を連発! これでたまあに仕留めることがあるのだが、今回は失敗した模様。


起きて、トイレに入っていたら、出現。あの1匹だと思われ。そうだよな、トイレとか好きそうだもんな。トイレはチャンスなのだ。密室だから。普段は扉をあけているが、閉める。もう、奴に逃げ場はない。しばし、格闘。変則的な動きに苦戦しつつ、手ごたえアリ! やったー。ゴキブリと同じで、死んでいても、メッタ打ちにする。血が出ていた。やはり血を吸っていた模様。


ゴキブリは殺虫剤を使うが、蚊は直接、手で仕留めたい。仕留めたときは快感なのだ。たったの1匹なのだが、蚊の存在はイライラさせてくれる。イライラといえば、世界一、イライラする街・渋谷(正確には駅周辺のこと)に行った。新宿のTSUTAYAにはないが、渋谷には在庫があると聞いたので、イヤだけど仕方がなく。


買ったのは映画「砂の器」のDVD。電話で聞くと「1本、在庫がありますね」。思わず「えっ、ありますか!」と大声をあげたくなった。あげないけど。劇中の大阪区役所のシーンで(ここ、大好き!)丹波哲郎が「ありますか!」と大声を張り上げ、相手がビックリするシーンがあるのだ。


女性事務員「ああ、ありますね」丹波「えっ、ありますか!」女性「ええ、原簿に載ってますから」丹波「正真正銘でしょうね?」女性「区役所の原簿にインチキなんかありません」丹波「それはそうですが…」。これ、私、暗記しているんです。見たら、わかります。正確ですから。このときの女性の上司と思われるメガネのオヤジの「この人(丹波)、何なんだ?」という、ビックリした顔が最高です。


まったくどうでもいい話なんだけど、私、ビデオテープは擦り切れるほど見ても、実際、使えなくなることって、ないんです。20年前ぐらいのビデオテープが平気で、いまでも見れる。ところが、DVDはダメ。擦り切れるという表現は違うけど、1年ぐらいで見れなくなったDVDがたくさんあるのです。


「砂の器」もそうで、これだけは生きている限り、いつでも見れるように、必ず手元に置いておきたいので、またダメになったら、買いに行くことでしょう。


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