ウチのマンションにはよく警察が来る | 生きているだけで十分 宍倉清則のいまのキモチ

ウチのマンションにはよく警察が来る

ものすごく閑静な住宅街なのですが、なぜか、ウチのマンションにはよく警察が来ます。近所に警察が来ているのを私はほとんど見たことがない。なぜか、ウチだけ。覚えているだけでも、10件はあります。たぶん、この辺にしては安いので、入居者の出入りが激しいからだと、推測します。


こういうことがありました。深夜、下で男の声がうるさい。関わるのはイヤなので、こういうとき、私はサイフを持って、たまたまジュースを買いに行ったというフリをします。入り口の横に自販機があるからです。


部屋の前で「ねえねえ、出てきてよ!」と男。まあ、痴話喧嘩だと思いましたが、私と目が合ったので、その男は立ち去りました。部屋に戻って、数分すると、今度は警察官が4人、来ました。見ると、その部屋の女性が泣きながら、恐怖に震えながら、警察官にストーカーの被害を訴えていました。


痴話喧嘩ではなかったのです。ストーカーでした。私は話しかけました。「私、その男、見ましたよ。うるさいので、見に行ったら、男と目が合ったので、男はすぐに立ち去りました。顔は覚えていませんが、体は小さいです。でも、もう電車がない時間なので、この辺の人間ではないでしょうか。まだその辺にいるのではないでしょうか」。「ありがとうございます」と警察官。


それからすぐにその女性は引っ越しました。女性は大変ですね。ほかにも、警察官10人ぐらいが、ある部屋の四方を取り囲んでいたのも見ました。刑事ドラマか! 私は夜型人間だし、とにかく静かなところなので、ちょっとした物音にもすぐ気づきます。このぶんだと、いつか、犯人をつかまえて、表彰されそうな…。子どものころ、刑事になりたいと、私は思ったことがあります。体が小さいので、無理なんですけどね。ただ、正義感だけは強いですよ。