昨日も仕事で喧嘩仲裁をしてきました。
私がいる場所は日常茶飯事で喧嘩や揉め事が起こり、その仲裁に入ります。
まるで映画か漫画の世界ですね(笑)
この日本でそういったことに頻繁に出くわすのは稀な経験かもしれません。
でも目の前に起こっているのは現実であり油断は許されない。
最近ようやっと周りに目が行き届くようになりました。
多分、私を含め多くの人が何かが起こるとその事に集中してしまう。
目の前に集中しながらも周りに注意を払う。
言葉では簡単でもやるのは難しいものです。
暴れるやつがいるとどういう技術が役立つとか考えている暇はありません。
咄嗟に出てくるもの、身体に染みついた動きが自分の培ったものであり、稽古や鍛錬の成果でしかない。
そして時にはフィジカルも重要である、という現実。
僕らはかなり危険な場所に身を置いているという認識があります。
相手がナイフを隠していたら?
グループで襲ってきたら?
さっき注意した奴が後で逆上してきたら?
帰りの電車は疲れて寝てしまうのだけれど緊張が解けずいつもビクンとなってしまう。(笑)
現実は身体的にも私生活にも犠牲を伴う。
かっこいいものでも、理想通りにいくものでも、奇麗事で済むものでもない。
さて、長くなりましたが本題の護身術と仲裁。
護身術と仲裁はどんな関係が?
護身術は仲裁に活かせるのか?
そもそも護身術は自身の身を守る術であり、危険に踏み込むのは趣旨が違うような気もします。
ですが状況を考えてみると、自分の友人や大切な人が巻き込まれていた場合も非常に似たような状況であると思います。
ケースバイケースで使う技は異なるにせよ
襲撃者を押さえるか、対象者を離すかなどの判断は似てきます。
状況判断をしてから
その時最善の選択をし
実際に行動に移す。
そして行動に移す時の自分の手数で何をするか(技と言っても良いでしょう)も重要になる。
例えばですが
女性が明らかに力任せのことをしても本当に巨漢を引き離せるのか?
それには正しい知識と稽古と自信がなければ運任せになってしまいます。
もちろん知っていても上手くいかない場合もありますが、失敗の確率は大きく変わります。
よって、総合的に見ると護身術は仲裁に活かせると私は考えます。
①仲裁前の状況判断
②仲裁後の行動(技)
出くわさないのが一番ですが、何があるかはわかりませんからね…
そういえばこの前も生徒さんが見ず知らずの男の人の喧嘩を止めに入ったとおっしゃってました。
本当は、少し離れた位置から110番が一番安全ですと言いましたが
その人は正義感が強い人なので頭より先に行動してしまったそうです。
私も私生活でも何度も、(主に酔っぱらいですが)ヤバそうな場面に声をかけたりしたことがあります。
弟子が師匠に似てしまうのか、似た者同士が集まるのか…(笑)
これはいつかのブログテーマにしましょう(笑)
自知護身では、もしいざというときに巻き込まれた時のための喧嘩仲裁にも役立つ護身術も教えています。
護身術教室は⇨こちら
私自身、明日は我が身かもしれないので
もう一度気を引き締めて自身の稽古に努めていきたいと思います♪
ではまた次回。
東京を拠点に活動中!
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