ビックプロジェクトに参加します。正式に許可がおりていないので工事名はまだ公表できませんが、工期10年程度、総工費5000億~8000億程度の日本でも有数の大工事です。

今、私が担当する部分の計画書を作ろうとしています。私はコンクリートのコンサルタントです。ですので当然コンクリートに関する計画書を作っています。

その工事は市中の生コン工場からコンクリートを購入するのではなく、工事現場内に専用の生コン工場をわざわざ建設し、その工事現場にのみ生コンを出荷するという超大規模現場特有のスタイルになります。私はその工場を建築基準法に適合させるため、JISの認証を推進するコンサルタントです。いわゆる現地プラントでのJIS認証は京都のある火力発電所内の現地プラントが日本初でした。私はその際のJISコンサルタントとして仕事をしていました。今回はその時の実績を買われて再び白羽の矢が立ちました。

生コン工場が新規にJISを取得する際のコンサルタントはすでに多数経験しているので、特に問題はないのですが、京都の火力では何せ日本初の試みです。少し緊張して私についている息子が縮み上がる経験をしました(笑)その工場にJISの認証がおりないと、全ての工事が止まってしまいます。必然的にJIS認証のプロフェッショナルに大きく負担がかかります。スーパーゼネコンの工事長クラスの偉いさんや電力の偉いさんが毎日毎日、私のもとを訪れ、進捗状況を聞いてくるのです。それだけでもたいへんな気苦労でした。

JIS審査が終わって無事認証がおりそうだと分かった瞬間にドッと緊張の糸がほぐれたのを思い出します。


今回の工事はその火力発電所の規模ではありません。果たしてどんな仕事になるのか・・既に緊張している自分が情けない・・しかし、ワクワクことには間違いなさそうです。


発注者やゼネコンとの話にもなりますが、その工事の進捗がブログなどのメディアで発信出来れば面白いなと思っています。


とにかく、私の家系は大きい工事に非常に縁があるようです。私の父は関西空港や本州明石連絡橋(明石大橋)、その他各地の大型ダムに参加していました。子供ながらにカッコいいと思っていたのが、まさか自分もそのような道に進むとは。というより、コンクリートにここまでハマるとは思ってもいませんでした。


とにかく、男なら大きい仕事をしたい!


楽しみです。