マクロビ 東北 家族旅行 vol.3 ~秋田から仙台へ~
植物性のモノだけを食べる、ということを大前提にした、この東北家族旅行も、いよいよ後半に突入です。
この旅の後半は、連泊する
「夏瀬温泉 都わすれ」
http://www.taenoyu.com/oryori.html
さんに、託すことになります。
HPの「お料理」のページの最後に書いてある、
「ベジタリアン、マクロビオティック食のご相談承ります」
という文言を見つけたとき、
(この東北旅行は、このお宿をベースにして考えよう)
と即決したのです。
このお宿は、角館と田沢湖のちょうど中間あたりの、山の中に、文字通り一軒宿でした。
たどり着くまで、未舗装の道を車で15分くらい踏破する必要があり、
(ほんとうに、この先に宿があるのだろうか・・・)
と心細くなる瞬間が何度もありました。
料理のことだけにフォーカスして(うれしくなって)、その他のことはほとんど気にせずに決めた宿ですが、これは実はかなり〝いい宿”ではないのか・・・・という雰囲気が、ロビーに入った瞬間うかがえました。
部屋へ導かれると・・・・なんと清流沿いの露天風呂までついています。
では、肝心の料理はどうだったのか・・・・
それではしばし、マクロビ料理のダイジェストをごらんください。
まずは、初日の夕食から。
前菜になります。
茸と油揚げです
そして、稲庭うどん(もちろんカツオダシではなく)
酢の物も、この色鮮やかさです。
マクロビ食となると、どうしても「茶色っぽく」なりがちですが、見た目にも華やかで、うれしくなります。
そして・・・・「ナスの田楽」です。
どうです、このボリューム。
待ってました! 大豆のミートボールです。
基本的に味覚がおこちゃまであり、かつ「しぶしぶマクロビ突入派」なので、やはり、こういったやつが、一番テンションがあがります。
そして、秋田といえば、「みそたんぽ」です。
そして、食後のフルーツは、スモモとぶどうでした。
ふー。
こうして思い返すだけで、お腹がいっぱいになります。
この旅の後半を、とても充実した形で仕上げられることが、こうして一食目で確信できました。
家族とも相談の上、即決で、二日目の「昼食」も、このお宿に頼むことにします。
そして、翌朝の朝食です。
この納豆がおいしくて・・・・私は家族の配慮で2本、頂戴しました(笑)。
お味噌汁も、華やかです。
初日にゴルフをやって以来、私も家族も、ほとんどの時間を車中と宿で過ごしてきています。
ということで、都わすれでの二日目の午前中は、キャッチボールやバトミントン、ブレードボードなどをそれぞれのペースでのんびりとしながら、連泊ならではのまったりした時間を過ごします。
前日の夜に急きょ頼んだにもかかわらず、昼食は、これまたおいしい「湯葉丼」でした。
お宿の中庭をながめながら、のんびりと食します。
午後は、のんびりと田沢湖へ。
息子の希望で、スワンボートに。
田沢湖は日本で一番深い(400m以上)湖ですが、さらに、日本で二番目に透明度が高い湖だそうです。
(ちなみに一番は、摩周湖だそうです)
たしかに、スワンボートでちょっと沖に出ただけで、このきれいさでした。
(写真では、透明度まではわかりませんね)
そして、二日目の夕食は、こんな品々でした。
ボリューム満点! 厚揚げのソテーです。
茸自体に味かついており、ソース代わりに一緒に頬張る、という仕組み?です。
根菜汁
そして玄米ご飯のおかずは、「豆腐ハンバーグ」です。
「都わすれ」さんで夢のような連泊を過ごした後は、秋田から、一路、帰宅です。
東北自動車道を中心に、700Km近く、走ることになります。
途中、高速からとても近いことがわかり、世界遺産である「平泉」に立ち寄りました。
撮影はできませんでしたが、大学時代、バイクでの北海道ツーリングの途中に寄って以来の金色堂は、いまも相変わらずとてもまぶしかったです。
いよいよ旅も終わりですが・・・・・・まだまだ油断はできません。
まだまだ、「昼食」の心配があります。
4泊5日の倍の、最後の食事、13食目は、仙台の
「おひさまや」
http://ohisama-nikoniko.sunnyday.jp/
さんで〆ることにしました。
最後の食事も、まったく問題なく、無事&満足に終了です。
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3回にわたって記してきた、
「マクロビ 東北旅行」
も無事、終了です。
今回は、私のブログにしてはめずらく、写真だらけの「グルメブログ」の体裁となりましたが、同じような境遇で、「植物性のみの食事」を強いられている人にとって、多少なりとも「希望」や「楽しみ」や「レパートリーの参考」になれば、という思いで、細かくご案内させていただきました。
昨年末、アトピーの悪化から、まったく想定外の
「植物性のみ」
の食生活となって以降、やはりどうしても
不自由さ
選択の狭さ(無さ)
制限の多さ
といったマイナス部分ばかりを感じて、悲しみ、憤っていた自分だと思います。
この旅行も、企画段階では正直かなり気が重く、
「できないことの多さ」
ばかりが浮かんでいまひとつ気乗りがしなかったのですが、実際にこうして決行してみたら、強がりではなく、結構いつも以上に楽しめた自分がおりました。
ある種、私の好きな、太川さんと蛭子さんの
「ローカル路線バスの旅」
のように、「制限」がるからこそ、そこがゲーム感覚として楽しめた、ということもありますが、
「制限があったから、逆に世界が広がった」
というのが、旅を終えた今の、私の率直な感想です。
この旅行でお世話になったどの宿も、どのカフェも、おそらく去年までの私だったら、
〝絶対に選んでいない”
ところであったと、断言できます。
つまり、こうなったおかげで、いままでたったら
〝絶対に体験することのない”
体験を、食事以外も含めて、新たにすることができたのです。
変な、現実を直視しない「ポジティブ思考」とは違った意味で、自然と、この自分が置かれた状況を、よりポジティブにとらえている自分が旅を終えたいま、ここにいます。
たとえば、仕事にも直接役立つ情報をGetすることができました。
なるほど、下足番に、こんな「価値創出」のアイデアがあったんですね。
さっそく、週明けの研修で、使わせていただきます!