力が実際に何かに作用して
ものの運動を変えたり
変形させたりすることを言うのに対して･･･
うー、硬いな。この表現。
要するにぶつかって突き飛ばしたり
ぐにゃっとつぶしたりすること。
力がそのようなことそのものを表すのに比べて
エネルギーとは、力をおよぼす能力のことを指します。
「何の話なの」って、ひかないで下さいね。
ちゃんとつながるから。
さて、エネルギーとは
なんと、あっちこっちに
移動できるものなのです。
よくいくつも重なった球の
一番後ろから別の球をあてると
一番前の球が飛び出したりする。
（これ運動エネルギーっていいます。）
あれです。
他にも熱いものから冷たいものに
温度が移っていく。
（これ熱エネルギーです）
エネルギーって形を変えて
いろいろと伝わっていくんですね。
ようやく核心です。
ここまできてくれてありがとうございます。
このエネルギー。
人も持っています。
感動するっていうのは
実は、
このエネルギーが
人から人へ移っていくことを
いうんですね。
ただやっかいなことに
このエネルギーには
「感動」もあれば「悲しみ」や「怒り」も
あるんです。
怒りのエネルギーはすさまじく
文字通り、ものを傷つけたり、
壊したりします。
さて、このエネルギーなんですが
伝わる道筋が必要なんですね。
雷が電気を通しにくい空気ではなく
水や金属をめがけて流れていくことは
ご存知の通り。
伝わるものが何もないときは
ためにためた挙句
ガラガラどーんと落雷します。
爆発的にどなりまくり、最後は暴力。
怒りは道筋がなくても
どっカーンと激しく伝わることも多いです。
さあ、本題です。
ひとがもつ怒りや感動は
普通どこを伝わっていくのでしょうか。
･･････
･･････
実は「言葉」なんです。
言葉を使ってエネルギーは伝わる。
話し言葉なのか
文章なのか
あるいはこのイメージを映像化した
映画のようなものも
まあ、言葉の親戚と考えられます。
詩、そして詩をメロディに載せた歌
これも強力な
つまり、言葉は
上手く使えば自分の持つエネルギーを
相手に効率よく伝えることができる
よい道具となります。
逆に、自分が持っているマイナスのエネルギー
相手に伝えたくないものまで
ほんの少しの言葉で
相手に伝わってしまうのこともあります。
それだけに言葉の選び方は
大切になるんですね。
言葉って本当に
使い方によっては
素晴らしい道具であり
武器にもなる
ということでしょう。
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