※※※あらかじめお伝えしたいこと※※※
現在の娘は、栄養士さんからの食事指導に基づいた内容の食事を摂っております。
食事に関して、不安を感じることがあるものの、日常では規定の食事を楽しんでおります。
外食に関しては、自宅での食事を調整することで楽しんでおります。
これまでのブログで言葉足らずのことが多く、疑問を持たれる方もおられたと感じます。
ブログでは、詳細を書いていないこと、書き忘れることも多々ございます。
ご気分を害されることも在ると存じます。
その節は申し訳ございません。
言葉足らずではございますが、お読みいただいている方々がおられること、とても感謝しております。
ありがとうございます。
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昨日の続きです。

甲状腺機能をしっかりと調べるために、専門の科で診てもらうこととなった日。
私も一緒に行きました。

診察室に呼ばれ、入出すると、そのお医者様は娘を出産するときにお世話になった方だった。(男性です)

私は出産前、お腹の張りが強く出てしまったため2ヶ月ほど入院をしていた。

そのとき担当してくださったのが、今回、娘の担当をしてくださったお医者様。

加えて、そのお医者様は娘を取り上げてくださった方。

もう、驚きました。

当時、出産することに不安だった私のところに、先生は、病院におられるときは必ず話に来てくださった。

「大丈夫だから安心して。」と、何度も何度も寄り添ってくださったお医者様だったのです。

そして、今回。
娘の状態をひと目見て、甲状腺機能の低下は拒食症によるものだと理解したはずだ。

でも、そのことには一切触れなかったんだよね。

先生はね開口一番…
「今、あなたは学校に行って、病院まで自分の足で歩いてきて、生きているのだからそれで良いじゃん。それが一番。」
ということを伝えてくれた。

そして…
「人の体型は、その人の好みがある。痩せているのが好きな人もいるし、太っている方が好きな人もいる。そんなの自分で決めれば良い。体重を増やすことを一番に考える必要は全くない。増やそうと考える必要はない。いつか、あなたが赤ちゃんを産みたいな、と感じた時に、もう少し体重を増やそうかな、と想ったら増やせば良い。大丈夫だから安心して。」
と、娘と私の目を交互にジーっと見つめてお話してくださった。

私たちは、今日の診察では確実に「体重を増やすこと」を言われる、と思い込んでいたんだよね。

でも、先生は、私たちがかけて欲しかった言葉をそのまんま全て言ってくれたんだ。

「今のままで良いよ。」
「安心して。」
「大丈夫だから。」
って。

この言葉たち、私は娘によく伝えている言葉。
娘に伝えながら、同時に自分にも伝えているんだ。

でもね、この言葉、私は誰かからかけてもらうことってこのとき初めてだっんだ。

だから、すごくすごく嬉しかった。
私は、誰かからこの言葉を「私に」かけて欲しかったんだね。

私たちは先生の優しくて、強くて、頼りがいがあって、温かくて…そんな言葉に触れて、涙が溢れた。

この先生がね、私たち母娘の心を救ってくれた。
とっても心が軽くなった。

診察室を出た後、娘は再び泣き始め「来てよかった。不安だったこと、全部大丈夫だって言ってくれて嬉しかった。」って言った。

なんて奇跡なんだろう…そう強く感じた。

私は先生に二度も救われた。

人は、人に救われる。
人ってすごいな…そう強く感じる。

私も、誰かの心を救う人になる。
人の幸せを心から祈る人になる。
そう覚悟した。

現在も、その先生の受診を続けている。
栄養指導や、身体に必要な栄養素を補う薬を処方していただいている。

何よりも、一番の薬は、先生とお逢いすること。

本当に素晴らしい出逢いだった。
出逢うタイミングも最高だった。

娘は、そこからより一層、心が解放されたんだ。
もちろん私も。

あじさいが咲き始めました♡

夏ももう目前です!