※2023年10月頃の出来事を振り返っています※
この頃の娘は、休日を家で過ごすことが多かった。
私が「あなたの好きなように食べて良いよ。」と伝える前までは、可能な限りお出掛けをしたがっていたのに。
これね、娘にとっては素晴らしい変化なんだ。
なぜかと言うと、娘が外側に幸せを求めることよりも、自分の内側に幸せを感じるようになったから。
どうゆうことかと言うと…
【以前】お弁当を捨てることで食事量の調整をしていた。→自分はダメな人間だ…お母さんに申し訳ない…という罪悪感を抱えていた。
【この時】自分の好きなように食べて良いと、お母さんに認めてもらえた。→食べない選択をする自分でも、お母さんは私を愛しているという確信が持てた。
つまり、自分の内側が満たされることで幸せを充分に感じられるようになったので、外側の出来事や物で幸せを埋めようとする依存心を手放した、ということなんだ。
娘もね、「今は家にいて、お母さんのご飯を食べるだけでも幸せだし、楽しいんだ。」って伝えてくれた。
でもね、たま〜に外食に行きたい、と言ってお出かけするとさ、私は少し、いや、結構ストレスを感じていたんだよね。
なぜかというと、娘は外食の料理を調整しちゃうから。
例えば、穴子丼を食べに行った時…
「ご飯の量を〇gにしてください」とお願いしたり、
ガレットを食べに行ったときは「焼くとき油を使わないで、チーズは抜いて、最後にかけるオリーブオイルは抜いてください」って、店員さんに頼むんだ。
これが嫌でね…。
でもね、これもさ、ポジティブな面がめちゃくちゃある。
娘は、他人に対して自分の意見を伝えることがとても苦手で、伝えるくらいなら黙っている選択をするタイプだったんだよね。
それが、拒食症を克服するという覚悟がついた途端、自分の意見を他人にちゃんと言えるようになったんだ。
この変化って、すごい成長なんだよね。
嬉しいなぁって感じるんだけど、でも「減らしちゃうんだ…」って感情もあってさ。
その感情だって、私の大切な感情だから認めてあげるんだけど、たまに抱えきれずに感情が爆発しちゃうときもあったな。
そんなときは深夜にウォーキングに行って、泣きながら歩いたもんだな。
娘がムカつく!とか
私がこんなにも変化したのに何であの子は変わらないの?!とか
娘は摂食障害を克服できるのだろうか…とかね。
でもね、こうゆうとき、最終的には必ずポジティブな感情になるんだよね。
そしてね、自分にとっては最悪だと感じる出来事は、必ず最善な出来事になるギフトだったんだ…って感じるようになった。
自分の中で、確実に素敵なことが育まれている。
そう私は確信していた。