娘の恐怖を覚えるほどの痩せ方に、私は震えた。
このままでは確実に娘は再び倒れる、と感じていた。
この状況を打破するために、私がやることって何が在るのだろう…。
そう気持ちが焦っていた。
そのとき私が学び、実践していたのは、娘のことを全て肯定し、認める、ということ。
そして母親自身が幸せを感じること。
だから、私は娘が食事量を減らしても黙っていたし、そのことに対して不安に感じていても黙っていた。
これ、当時はこれで正解だと感じていたのだが、これは間違った認識だ。
まず、娘の食事量を娘に任せる、というのは素晴らしいこと。
でも、食事量が減ることで『私の心』が不安になったのであれば「不安だよね。もっと食べて欲しいよね。わかるよ。」と『自分の気持を肯定』してあげることが大切だったんだ。
湧いてきた感情は「全て」意味があり、宝物だから。
だから例えば「ムカつく!憎い!ばーか!」という感情だって、大切な感情です。
その感情も「私はそう感じたんだね。嫌だったね!」と共感してあげるのです。
「こんな感情を感じるなんて、私ってダメな人間…くずじゃん!」とか
「こんな感情感じたらダメ!ポジティブなこと感じなきゃ!」とするのは、自分の気持を否定することになります。
だから、自分の内側から湧いてきた感情は「全て認めてあげる」と、強く強く意識すると良いです。
そしてその当時、私がやっていなかったのは「自分自身が幸せを感じる」こと。
娘が苦しんでいるのに、それを差し置いて私が幸せを感じるなんてダメだ。
当時の私はこのように感じていた。
同じように感じているお母様もいらっしゃるのではないでしょうか。
でも、これって完全に真逆!
『私が幸せを感じるから、娘も幸せを感じる』
のです。
娘がたくさん幸せを感じられるようになった暁には、私も幸せになるようなことをしよう、そう想われているお母様もいらっしゃるかもしれませんね。
私もそうでしたから。
まず、娘の心の状態が安定したら、私のことを考えば良い。
まずは娘を治すことが第一だ。
でもね、これって違う。
娘の状態がどうであれ、私は私のやりたいことをやり、たくさん幸せを感じ、ワクワクしたり、ウキウキしたり、びっくりしたり、安心したり…そうした自分が「心地良い」と感じることをして良いのです。
だって、私の人生は一度だけ。
大切な今日。
だから、自分のことを一番にするのです。
もちろん、娘のこともとても大切。
だから、自分のことをまず大切にして、同時に娘のことも大切にするのです。
絶対に絶対に自分のことをおろそかにするのはいけません。
当時、ここまで明確な意識を持っていた訳ではないのですが、私は自分のために何かやることはないかな?と探し始めました。
そこで始めたのがウォーキング。
これは本当に私の心を救ってくれました。
このことについては、今度の記事に書かせていただきます。